【来院時の症状】
- 右股関節の痛みが強い
- 左右の股関節と臀部の周りが痛い
- 歩く時に体が横揺れしてしまう。
- 長く歩くと痛みが強くなる
- 靴下、爪切りが困難になる。
- 足(股)が肩幅以上開けない。
- しゃがめない。
【来院動機】
出産後に痛みが強くなり、一時よりも良くなったが、やはり痛く動きも制限されてきたためインターネットで調べて来院。
昨年病院へ行きレントゲンを撮り手術をすすめられるが、嫌なため何とかならないかと来院。
【痛み不調の背景】
10代の時に股関節が痛み、病院で臼蓋発育不全(受け皿が浅い)と言われる。手術をすすめられたが、知り合いにカイロプラクティックを紹介され受ける。
20代にジムでヨガストレッチやバレエなどで痛みが出始めカイロに時々通っていた。
出産後に痛みが強くなり、同じカイロプラクティックに行くが痛みが止まらず、筋膜リリースに行く。
【施術歴】
3件以上、病院、筋膜リリース、カイロプラクティック
湿布
【考えられること】
- 股が肩幅以上には開かない。
- 仰向けで膝を立てる動作(右股関節屈曲)で尻上がり現象。(股関節拘縮あり)
- 動かす時に怖い感情が強い。(一瞬固まる)
- 右は炎症性が少し見られる。(鼠蹊部圧迫で痛み)
- 右1cm短くなっている。(横揺れ歩行)
- 子育ての疲れも出てきている。(疲労から回復力が低下)
- 食欲がなくなり、痩せて筋力低下も考えられる。(関節を守れなくなる)
- 炎症を繰り返すことで関節拘縮がおこり、軟骨の磨耗が進んでいる。
- 腰椎の後弯と歪みを見る。(腰痛の徴候あり)
先天性の臼蓋発育不全があり、元々足を開く行為が苦手であったことから、ヨガやバレエの練習で痛みが強くなってきた考える。
20代から右股関節の軟骨摩耗が起こっていたと考え、股関節の滑膜包炎(炎症)が出たり治まったりと繰り返すことで変形性股関節症になっていたと考えます。
早く出会っていれば、ここまで進行する前に予防が出来たと思いました。これからは股関節の滑膜包炎(軟骨のすり減り)を起こさないように予防して悪化させないことが最優先で整体を行います。そして、徐々に薄皮をはがすように年数経過した問題を改善していきます。(当院に来ての考え方)
【施術整体内容】
- 筋肉を緩めて、関節の動き回復させる「マッサージ法・ストレッチ法」を指導
- 股関節のセルフケアの指導の前に、腰の問題もあるので腰痛・骨盤調整を整体
- 股関節周りの筋肉を緩めると、仰向けで膝を立てる動作(右股関節屈曲)で尻上がり現象が改善して、関節可動域が広がる。
【経過観察】
2週間3回の整体施術を終えて、結果は良好。
本人の感想
「寝るのが仰向けで楽に寝れる。歩くのが楽になる。洗面台でかがめる」
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