当院に来られる方で時々良くない口癖の方がいます。(これは本当に要注意です)
「痛い、痛い」と口癖のようになってしまっている方
動くたびに痛いと言います。そして、私が「今、どこがいたかったですか?」と心配して聞くと、「どこだかわからないけど痛い」又「ここら辺が・・・」と答えます。
どこが痛いのかわからない、痛みの部位が特定できないないような痛み
厳しいことを言いますが、事実なのでお話します。
この口癖はとても危険です。
なぜなら、【痛み=動き】が脳にインプットされてしまい、痛みが出ていなくても、動くと痛いと脳が反射的に反応してしまうのです。
この条件反射が長期継続すると、なかなか痛みから解放されません。
このような方の深層心理は、「痛い」とアピールをすることでメリットを得ている可能性があるため、「痛い、痛い」と日頃から口癖になっています。
本人は痛いからしょうがないと言いますが、周りの人はどのように感じているのでしょうか、御存じでしょうか?
周りの人は、とてもストレスを感じています。(嫌な気分になるのです)
本人が、周りの人にストレスを感じさせることが目的で「痛い、痛い」と口癖のように言うのであれば目的は達成されています。(周りとしては大迷惑ですが)
少しぐらい痛いと思っても口に出さないようにしましょう。
【痛い=動き】の脳の条件反射を、改善させるには我慢が必要です。
その我慢は周りの方々にも思いやりとなりますので、自分のことばかりを考えないで相手の方のことも考えてあげましょう。