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監修:冨澤敏夫(柔道整復師)新規投稿2024/9/10

巻き爪の理解と正しい爪の切り方が予防のカギ

巻き爪は「正しい爪の切り方」が予防につながる!

巻き爪とは、爪の端が内側に巻き込む症状を指し、多くは「足の親指」に発生しますが、他の足指や手指にも見られることがあります。見た目にひどく巻いている場合でも、痛みがないこともあり、痛みの程度と爪の巻き方が一致しないことがよくあります。

巻き爪が悪化すると、靴の圧迫などにより爪が皮膚に食い込む「陥入爪(かんにゅうそう)」となり、非常に痛みを伴う状態になります。このため、自分の爪が巻いていると感じたら、放置せずに予防策を講じることが重要です。

予防の第一歩は「正しい爪の切り方」です。足の爪は歩行時に地面をしっかり踏み込むために重要な役割を果たしていますが、巻き爪の痛みで不自然な歩き方をすると、膝や腰に痛みを引き起こすこともあります。正しい爪の切り方を実践することで、巻き爪を予防し、足の健康を守ることができます。

一般的に、足の爪は手の爪よりも伸びる速度が遅く、1ヶ月に約1.5mm(1日に0.05mm)と言われています。多くの人は、足の爪を月に1度切ることで十分です。しかし、年齢や季節によって伸びる速さは異なり、米国ノースカロライナ大学の研究では、成人の爪の伸びは手指で約3.5mm、足指で約1.6mmとされています。特に夏は爪が速く伸び、冬は遅くなりますので、季節に応じたケアも必要です。頻繁に爪を切りすぎると深爪の原因になるため、注意が必要です。

 

1.巻き爪の大切な切りの方法

巻き爪になる原因には遺伝や元々の体質が影響されている場合もあったり、加齢や靴の問題で爪の環境も原因になります。爪水虫なども巻き爪の原因になる場合があります。

しかし、予防することは可能であるため、一通りの対策を試してほしいです。その中でも爪の切り方はとても大切で、正しくカットすることで十分予防の効果が得られます。

巻き爪の正しい切り方とは、画像のような「爪の角を緩やかに残す」ことです。

巻き爪で悩む多くの方が、爪の角を必要以上に切り込んでしまい、その部分が肉に食い込んでしまうのです。

その原因としては、爪切りの刃に問題があると考えています。通常の刃はカーブがある形状になっています。

このカーブの刃で爪を切ろうとすると、爪の角を残すことが難しく、意識して角を切らないようにしないと残せません。

当院では、正しい爪の切り方ができるような爪切りをお勧めしています。刃の部分が直線になっているので角を切り込む怖れが無くなります。

仮に刃にカーブがあったとしても、意識して角を残すことが大切です。そのためには、爪の伸びた先端を一度直線にカットして、角の尖った部分を軽く落として、ヤスリで丁寧に整えます。

ヤスリで整える理由としては、爪切りの刃は爪を綺麗いに切るのではなく、挟んで砕くような感じでカットしているからです。

カットした爪の綺麗な断面ではなく、粗く皮膚を傷つける恐れがあります。ヤスリでカットした断面を滑らかにすることで、皮膚が傷つかないため巻き爪を予防するのに役立ちます。

1-2.爪切りのポイント

  1. 伸びた先端を直線的にカットする。
  2. 角は軽く丸めて残す。
  3. ヤスリでカットした断面を滑らかに整える。
  4. 刃が直線になっているものがおすすめです。
  5. 爪の先端と指の先端が同じくらいの長さかやや短くが目安。

 

1-2.爪切りのよくある質問

Q:爪を切るタイミングはいつが良いですか

1ヵ月に1回程度の爪切りで良いと思います。もし気になるようであれば間に、爪を切るのでなくヤスリで削って整えましょう。

爪切りをするタイミングは、お風呂上がりが最適で、爪が柔らかくなっているので切りやすいと思います。

爪が乾いて硬くなっているときに切るときに切ると、爪が割れたり亀裂が入る原因になります。

切り方のポイントは、爪を1回で大きくカット使用としないで、数回に分けて徐々にカットして、切りすぎないように注意しましょう。

絶対にやってはいけないことは、痛くても爪の角を切りすぎないようにしましょう。特に深爪は巻き爪や陥入爪の原因とも言われていますので注意が必要です。

巻き爪になったら、自分で何とかしようとしないでプロに相談して下さい。

 

Q:おすすめの爪切りはありますか?

爪切りの道具には、ニッパー型と平型の2種類があります。

当院やプロが使用するのは、ニッパー型を使用しています。硬めの爪でもカットが出来るので、厚く硬い爪の方はおすすめします。

通常の家庭にある爪切りの道具は、平型の爪切りが多いです。現在はドラックストアーなどで、色々なタイプの爪切りが売られています。

ニッパー型が使いにくいと思う方は、平型で良いのですが刃がアーチ状に湾曲しているのではなく、直線的な刃の形を選んで下さい。

足の爪を切るためには、刃が直線のタイプがおすすめです。

 

Q:溜まっている角質は取った方が良いですか?

爪の下や隙間には角質やゴミが溜まります。角質やゴミを残したままでは、衛生的に良くないため、爪切りの時に取り除きましょう。

角質やゴミにはばい菌が繁殖していて、匂いも臭く不衛生な状態では巻き爪で傷が出来ると、そこからばい菌に感染して、化膿して炎症を引き起こします。

角質やゴミを取り除かないと、水虫などのトラブルになる可能性があります。特に角質は放置すると硬くなるので、爪と皮膚との境界線が分かりにくくなります。

誤って皮膚を切ってしまうこともあるので、爪の角質は除去しておきましょう。

化膿や炎症が起きている場合は、無理に角質を除去しようとほじくったりすると、炎症が悪化する可能性があります。

Q:爪の切り方で「正しい切り方」は?

スクエアオフカットとラウンドスクエアカットがあります。

どちらも、爪の先端を直線状にカットして、角は軽く丸める程度に整えます。ネイル用語では「スクエアオフ」と言います。

二つの大きな違いは長さですが、スクエアオフカットは爪の先端は、足指の先端と同じかやや長めにカットします。ラウンドスクエアカットでは足指の先端よりもやや短くカットします。

どちらが良いかは、個人差や履く靴にも影響しますが、個人的にはラウンドスクエアカットが良いかと思います。

スクエアオフカットでは、最初から足指の先端よりもやや長くカットしてるので、整える頻度が多くなるのと、整えるのを忘れてしまうと伸びた爪が靴にぶつかり、内出血をしてしまうことがあります。

スクエアオフカットとラウンドスクエアカットの違い画像

 

Q:ヤスリは使った方がよいですか?

爪をカットした後にヤスリで整える理由は、爪切りではカットした断面が粗くなっていて、皮膚を気づ着ける心配があるからです。

目の細かいヤスリで丁寧に整えて、カットした断面を滑らかにすることで、皮膚を傷めずに済みます。

ヤスリをかける方法は、ヤスリを左右に動かして強く擦るのではなく、一方向に優しく動かしてください。ゴシゴシとヤスリで削ると、爪を痛める原因になります。

ヤスリをかける画像

 

1-3.爪切りの動画

 

 

2.巻き爪になったら3つのことに注意してください。

1回巻き爪になってしまったら、自分で切らないでプロに任せた方が良いでしょう。肉に食い込んだ爪をカットするのは、素人では危険なためプロに正しくカットしてもらい、自分でできる爪切りの仕方を学びましょう。

痛みを伴う巻き爪の方は、食い込んだ爪を無理やりカットして、さらに悪化させている傾向が強いです。

もしも化膿している場合は、傷口にばい菌が入って炎症を起こしているので、放置してしまうと治りにくくなり、化膿を繰り返す心配があります。

化膿した場合は、皮膚科に行き抗生物質などで、医師の指示のもと治療をしてください。

化膿が落ち着いたら、正しい爪の切り方を学んで予防していきましょう。

 

2-1.切らずに伸ばす、切りすぎて深爪にすることはやめて!

切らずに伸ばしっぱなしではいけません。巻き爪にならなくても爪が変形する原因になります。

切りすぎて深爪になってもいけません。深爪では爪の皮膚の境が炎症を起こしやすく、ばい菌が入って化膿してしまうリスクがあります。

足の爪は頻繁に切りすぎないようにしましょう。足の爪は手の爪よりも伸びるのが遅いので、1ヵ月に1度のペースがよいでしょう。

 

2-2.硬くなった皮膚を爪切りで切らないようにしてください。

硬くなった皮膚を爪切りで切らないようにしてください。

硬くなった皮膚を切るときに、正常な皮膚まで切ってしまい傷つける恐れがあります。

そのような場合は、一度専門の施設に御相談してください。対処の仕方を御塩津いたします。

 

2-3.化膿したら病院へいき、自分でいじらないこと!

硬くなった皮膚を爪切りで切らないようにしてください。

巻き爪が化膿して炎症を起こしていたら、自分で爪を切らないようにしましょう。

痛みを改善するために、巻き込んで皮膚に刺さっている爪を、無理やり切ってしまうと、さらに巻き爪が悪化します。

そして爪が伸びていく過程で皮膚に刺さっていく可能性があります。

化膿したら皮膚科を受診して医師の指示を受けてください。

 

 

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