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筆者:冨澤敏夫(柔道整復師)N2023/2/12 T2023/5/12

ひざの痛む原因と症状と改善をわかりやすく関節のプロが解説

膝に痛みには、いくつかの疾患や怪我の可能性があります。その中でも主な疾患を痛み改善のプロの整体師が徹底解説。原因と症状、特徴と治療を知りたい方は必見。あなたの症状や疾患に当てはまるものがあれば、記事へのリンクをクリックして詳細をお読みください。

膝の痛みを感じる人が多いのは、加齢で膝が痛いという方のほとんどが変形性膝関節症です。特に女性に起こることが多く、O脚の変形を伴い症状が進行するにつれて内側の関節面の軟骨がすり減っていきます。

関節の変形は、膝だけでなく全身の関節にも発生します。年齢とともに発生頻度は増加しますが、体重のかからない関節では変形は発生しにくく、変形があっても痛みの症状がない場合も多いです。そのため、荷重がかかり酷使される機会が多い膝痛が多いというわけです。

膝関節は体重が多くかかるため、人体で最も大きな関節となっています。 歩行などで膝関節には体重の3〜4倍もの負担がかかります。体重が50kgであれば膝関節に150〜200kgの負担が生じます。

大腿四頭筋の筋力が低下してくると、歩きづらくなったり膝に痛みが起こります。膝関節を伸ばす(伸展)ときには、大腿前面の大腿四頭筋の力を借り、膝を曲げる(屈曲)ときには、脚裏側の大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の力を借ります。

 

目次

  1. 痛みの原因は急性痛と慢性痛
  2. 急性の膝痛は滑膜包炎・関節炎症の組織損傷が原因
  3. 慢性の膝痛は慢性疼痛の病態が原因
  4. 痛める原因はスポーツでの怪我と加齢による変形性膝関節症
  5. スポーツでの怪我には外傷と障害がある
  6. 加齢による変形性膝関節症には進行レベルにより症状が変わる
  7. その他、膝の痛み
  8. 膝の痛みに効果的な運動
  9. 将来、変形性膝関節症で苦しまないための予防法

 

痛みの原因は急性痛と慢性痛

膝の痛みの原因には急性疼痛と慢性疼痛があります。急性疼痛は、滑膜などの軟部組織が損傷(傷ついて)して炎症が発生します。慢性疼痛は、あきらかな組織損傷は見当たらないのに痛みが起こります。

大きく分けてこの二つを理解すれば、温める方が良いか、冷やした方が良いか判断を間違えません。

 

急性の膝痛は滑膜包炎・関節炎症の組織損傷が原因

禁忌は温めない、アルコール、お風呂、マッサージ

急性の膝の痛み 急性疼痛の膝の痛みは、関節炎(滑液包炎)が痛みの原因となります。炎症を伴い発症から1か月以内の症状を指します。

炎症があるので安静で2週間もすると痛みは自然に和らいできます。注意は発症から3日間は、炎症時に温めたり飲酒など血行を促進することは禁忌です。

 

慢性の膝痛は慢性疼痛の病態が原因

冷やすよりも温める方が膝の痛みが軽減します。

慢性痛の膝の痛み 慢性疼痛とは、急性期の組織損傷は回復しているにも関わらず、3か月以上継続する痛みで、明らかな組織損傷が確認できない病態を言います。

原因は慢性疼痛であり、血行不良などにより発痛物質が生成されて痛みがおこる状態です。

 

痛める原因はスポーツでの怪我と加齢による変形性膝関節症

膝を痛める原因には、スポーツでの怪我などによる捻挫や靭帯損傷などがあります。また、加齢などによる変形性の膝関節症など軟骨のすり減りなども年齢と共に増えてきます。

 

スポーツでの怪我には外傷と障害がある

スポーツ活動は怪我のリスクと隣り合わせです。特に多い膝の外傷や障害を記載します。

 

半月板損傷

半月板とは、膝関節(大腿骨と脛骨の間)にある「C」の形状をした軟骨組織です。膝関節には内側と外側に2つ存在して、膝の衝撃を緩和させ、位置の安定と滑らかな動きを助けます。主にスポーツ活動により発症します。半月板が損傷すると膝の衝撃を吸収・分散できなくなり、様々な弊害をもたらします。

症状

痛みと膝を曲げ伸ばしの際に引っかかり感が伴います。受傷の瞬間は活動が出来ないぐらいの痛みで、動けなくなりその場にうずくまってしまいます。 半月板損傷の度合いにより、膝の曲げ伸ばしができなくなるロッキング症状がでます。これは、半月板の一部が断裂・ちぎれて、その部分が関節内に挟まることで起こります。

安静にしていれば治療を受けなくても痛みが軽減していきますが、後遺症としてロッキングや動かしにくさが残ってしまいます。放置して「変形性膝関節症」へ進行することもあります。

原因

半月板損傷はスポーツ活動中のコンタクトプレーで生じやすいです。バスケットボールやラグビー・サッカーといったスポーツが多いです。膝に左右から強い外力がかかると、半月板に過剰な負荷がかかり半月板が裂けたりします。 スポーツ以外でも加齢により半月板がすり減り傷つく場合、何気ない動作でも半月板損傷を起こす可能性があります。

病院での治療

半月板は他の体組織と比べて血流がすくなく自己修復能力が難しいと言われています。手術による損傷部位の切除・縫合が選択されることが多いです。 スポーツ選手が半月板を損傷すると、手術から完全復帰するまでに6ヶ月は必要で、選手生命も危うくなる重い怪我です。

 

靭帯損傷

靭帯は骨と骨を連結しているコラーゲンで構成された繊維組織です。関節の不安定性や過剰な可動域を制限することで関節の強度を保つ役割があります。 膝関節は大腿骨と脛骨を補強する靭帯が4本あり、損傷・断裂することを膝靭帯損傷と言います。

症状

受傷した直後は、強い外力で発症するので激しい痛みが生じます。膝靭帯損傷で断裂(切れる)すると膝の不安定感を感じます。膝を動かせない、膝に力が入らない、などの症状が引き起こされます。また膝関節に血腫(血が溜る)で腫れることもあります。

激しい痛みは安静にしていれば自然と痛みは軽減しますが、靭帯自体の損傷は治癒していないため、無理して動いていると損傷部位が回復しないで、膝の不安定性を残したままになってしまいます。

そのような状態では、軟骨などの組織に負荷が加わり摩耗・損傷したり、長期的に見て変形性膝関節症に移行する可能性が高くなります。

原因

膝に過剰な外力が加わるスポーツに多く、スキー・ラグビー・アメリカンフットボールなど、コンタクトスポーツや膝を捻ることが多い競技に多いです。 交通事故で膝を強くぶつけることで起きることもあります。

病院での治療

発症初期はギプスやサポーターを使用することで悪化を防ぎます。最適なリハビリによって自己治癒を促します。 損傷の程度により手術が必要なこともあります。内視鏡を用いて、断裂した靭帯の縫合や再建を行います。

 

ジャンパー膝

ジャンパー膝(膝蓋腱炎)は、スポーツでジャンプ動作を繰り返すことで、膝蓋腱にわずかな損傷が蓄積されて発生します。膝蓋腱は膝蓋骨(しつがいこつ)といわれる膝のお皿に付着している繊維性の結合組織です。

安静にすることで自然治癒力で回復・修復されます。治らない理由は、スポーツを休まず続けていると、細かな損傷が治らずに激しい炎症を起こします。なかなか治らない慢性のジャンパー膝(膝蓋腱炎)へとなります。

症状

ジャンプや階段で膝に強い力がかかると痛みが出ます。膝の皿(膝蓋骨)の上や下を押すと痛みが誘発され、炎症が起こると安静にしていても痛み、腫れたり患部に熱を持ったりします。

検査でうつ伏せになって膝を深く曲げようとすると、痛みから逃れるためにお尻が上がるという「尻上がり現象」が特徴です。

原因

膝の過度な使いすぎによるもので、膝蓋腱の役割が膝を伸ばすことで、ジャンプ動作がその動きになります。ジャンプ動作を繰り返す競技では膝蓋腱に大きな負担となります。

スポーツ競技ではバレーボール、サッカーなどが多く、元サッカー日本代表の内田篤人選手もこのジャンパー膝に悩まされました。

病院での治療

原因は膝の使いすぎによるもので、安静にすることが必要です。膝蓋腱が完全に修復される環境を作ります。その後は徐々に運動強度をまして復帰するため準備していきます。

 

ランナー膝(腸脛靭帯炎)

通称、ランナー膝と呼ばれる腸脛靭帯炎です。ランナーに多く脚の使いすぎで膝が痛くなることからランナー膝と呼称されます。オーバーユースによる発症がほとんどです。

症状

ランナー膝(腸脛靭帯炎)は、膝の外側の痛みです。腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)は、大腿部の外側を通り膝下外側の脛骨(けいこつ:すねの骨)に付着している強靭な筋繊維です。膝の動きで腸脛靭帯が何度もこすれることで炎症を起こします。

始めは運動中の痛みや、運動後に痛みを感じる程度ですが、悪化すると歩行しているだけでも痛み、悪化すると横になって安静にしていても痛みます。

原因

膝の過度な使いすぎ(オーバーユース)によるもので、ランニングやサイクリングで発生することが多いです。

初期の場合は安静にしていると回復しますが、休めない環境であると膝を酷使し休まる暇がないため発症します。

O脚や体の硬さも発症の原因とされています。日頃からストレッチなどで柔らかさを作るなどして、運動前は準備運動をしっかり行いましょう。

病院での治療

安静(休養)にすることが大切です。一定期間安静の後は、リハビリを行いますが、痛みが引かない場合は鎮痛剤を使用したり、体外衝撃波治療なども行う病院があります。

 

加齢による変形性膝関節症には進行レベルにより症状が変わる

変形性膝関節症

変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)とは、軟骨がすり減り、さらに骨の形が変わり関節・脚全体の変形を引き起こす疾患。

変形性膝関節症は国内で約2530万人といわれています。60歳以上の有病率は男性で45%、女性では70%になります。

症状

階段やしゃがみ動作、椅子から立ち上がるとき、膝を曲げる動作で痛みが出ます。

変形性膝関節症の初期は、朝の起きあがる際や、歩きはじめに膝が痛んだり違和感を感じる症状ですが、進行すると正座や階段が困難となり、痛みが強い時には休んで横になっていても痛みます。

進行すると脚が変形していき、外見上でわかるほどのO脚へ変形します。膝が痛いので外出や運動を避けて、将来的には認知症のきっかけになる可能性もあります。老化現象と安易に考えずに、早めに予防に取り組むことが大切です。

原因

発症から長期にかけて関節軟骨に傷つき、変形性膝関節症に至ると考えられています。変形性膝関節症は女性(患者の8割)が女性に多いので、ホルモン分泌や筋肉量などにも影響があると言われています。男性に比べ女性は発症しやすい因子を多く持っているとされ、とも言われます。

他にも遺伝的要因、肥満、外傷(怪我の後遺症)なども原因になります。

病院での治療

保存療法と手術療法に分けられます。最近では手術のない再生医療などが注目されております。

保存療法

手術以外の治療法として、痛み止めの内服や湿布、そしてヒアルロン酸注射などによる薬物療法などがあります。リハビリやストレッチングなどの運動療法も保存療法です。
ヒアルロン酸注射は効くのか?

保存療法の中で整形外科などの病院が、変形性膝関節症による生活に支障が少なく、レントゲン検査で進行レベルが保存療法の範囲と判断されるような場合には選択されることが多いです。

この効果は治すというよりも、ヒアルロン酸を注入することで、膝関節の軟骨摩耗や衝撃で傷つくことを防ぐ、役割があると考えてください。膝の環境が良くなるので、軟骨の破壊スピードが遅くなり、逆に修復作業が破壊よりも上まわる効果を期待しています。

ただし1回注射しただけでは効果がなく、定期的な間隔で継続的に行うことが必要です。

手術

変形性膝関節症の保存療法では改善が見込めない、症状が重篤で日常生活に大きな支障が出ている場合には手術療法の適用を検討します。代表的なものに人工関節置換術です。

人工関節置換術とは、変形性膝関節症によって傷んだ膝関節を、人工関節に入れ替える手術です。痛みを軽減し関節の運動機能を回復することを目的とします。

変形性膝関節症の手術は他にも骨切り術・関節鏡視下手術などがあり、本人のご希望・進行度・症状に応じて相談が勧められます。

再生医療は未来の技術か?

変形性膝関節症に再生医療や関連技術が活用され始めています。効果に個人差があるようですが、手術以外で保存療法よりも期待される技術として研究が行われています。

並行して運動療法で膝の筋肉を鍛えることで、膝にかかる負担を筋肉で補い、変形性膝関節症の進行を遅らせて、予防や症状改善を期待します。

そんな遠くない未来にあるのではないでしょうか。

 

その他、膝の痛み

膝の痛みを引き起こす疾患には、他にもたくさんありますが、臨床で良く診られる症状を記載しました。

 

ベーカー嚢腫(のうしゅ)

ベーカー嚢腫(のうしゅ)は、よく高齢の方に見られる膝裏にコブのようなふくらみができてしまう疾患です。

ふくらみの中には関節に存在する関節液がありますが、関節の異常により膝裏に液体が溜まってしまうことで生じます。

症状

膝を曲げたときの邪魔になる違和感や圧迫される痛みが主な症状です。また、見た目でも自身が触っても膝裏が腫れていることが確認できます。握りこぶし大まで大きくなることもあります。

腫れが大きくなり、膝の裏側を走る坐骨神経を圧迫して足がしびれる症状が起こる場合もあります。また、腫れ(バーカー嚢腫)が圧迫されて、破裂するほどの圧力が加わる場合もあります。破裂するとビックリしたり一時は痛みますが、腫れが引いて経過観察で軽快することが多いです。

原因

関節内には潤滑液としてクッションの役割もある滑液包(かつえきほう)とよばれる組織があります。ベーカー脳腫の原因では、滑液包の一部が癒着などの異常で膨らむことがあります。

ベーカー嚢腫の9割は、変形性膝関節症や関節リウマチを併発していると考えられています。

病院での治療

ベーカー脳腫には、穿刺(せんし)と呼ばれる針で水を抜く方法があり、これは対処療法で何度も繰り返すことがあり、繰り返し起こると嚢腫ごと外科的用法で摘出することも検討されます。

ベーカー嚢腫は別の疾患の可能性も含めているので、膝に他の疾患がある場合はその疾患の治療を行いながら、ベーカー嚢腫については穿刺などを行いながら経過を見るという治療になります。

 

鵞足炎

膝の内側が痛む場合は、鵞足炎(がそくえん)と呼ばれる疾患の可能性が考えられます。

膝の鵞足(がそく)の部位が炎症を起こしている疾患です。鵞足の部位は、膝関節の内側下5cmの部位に当たり、大腿部の縫工筋・薄筋・半腱様筋の筋腱が付着しています。ガチョウの足に似ていることから鵞足と呼ばれています。

鵞足炎(がそくえん)は、スポーツ活動を盛んに行っている方に多い疾患です。ランニングなどの走る競技で、膝の曲げ伸ばしを伴う運動が頻繁に起こり、オーバーユース(使いすぎ)とも言われ、十分な休息を取らずに微小の損傷が治りきらずに、蓄積することで炎症が悪化すると考えられています。

症状

膝の内側に痛みが起こります。特徴的な症状は以下になります。

  1. 膝下の内側5cmを押すと痛い。(圧痛)
  2. 膝の屈伸の時に膝の内側下が痛い(運動痛)
  3. 運動後に膝の内側(駕足部位)が痛む
  4. 痛みだけでなく腫脹(腫れ)を伴う
  5. 痛みだけでなく腫脹(腫れ)を伴う
  6. 痛む部位が熱を感じる(熱感)
  7. 炎症初期は安静時もズキンと痛い

 

原因

鵞足炎の原因は、過剰な運動に寄る膝のオーバーユース(使いすぎ)で、スポーツ活動で代表的な競技はランニング、バスケットボール、サッカー、水泳の平泳ぎなどです。

スポーツをしていない場合でも、合っていないシューズ使用や運動のフォームややり方が良くないと起こります。運動前の準備運動や運動後のストレッチ不足も原因因子になります。

病院での治療

急性期(炎症反応が強い時期)は、安静が必要で十分な休養を取りましょう。応急処置としてアイシングなども効果的です。

症状が落ち着いてきたら慢性期には、早期復帰を目的としたストレッチやマッサージを行います。靴の選択や運動のフォーム改善も行いましょう。

 

関節リウマチ

関節リウマチとは、自己免疫疾患で自分の関節を覆う滑膜(関節包の内側の組織)を攻撃してしまう疾患です。

関節リウマチは滑膜に慢性的に炎症が起きて、滑膜の肥大や軟骨・骨の破壊が起こります。

膝におきると急速に痛みや腫れとして自覚され、変形が進行してしまいます。

症状

関節リウマチの特徴は、他の関節で同時多発的に腫れや痛み・変形が起こることです。場所は、膝・手・足・肩・肘などの関節で同時に症状が出たりします。

症状には、左右対称に症状がおこったり、手の指が湾曲変形するなど(スワンネック変形)や関節がこわばっている感覚が起こります。

原因

関節リウマチの原因は解明されていませんが、遺伝的要因が良く言われています。その他に喫煙習慣、歯周病との関連があるとも言われています。

病院での治療

関節リウマチは原因が、解明されていないため根本治療はありません。対症療法で継続的に治療します。進行を抑えて炎症を軽くすることで日常生活がこなせる状態を目指します。薬は抗炎症薬や抗リウマチ薬などの投薬などが行われます。

進行が急速で重度の滑膜や軟骨の破壊がある場合、人工関節置換術で進行を防ぐことも検討されます。

 

膝の痛みに効果的な運動

膝の痛みがない時、痛みが引いたら行うようにしてください。

ウォーキングよりも膝を守る筋肉を鍛える運動が良いです。ウォーキングの時の注意事項は、早歩きや大股歩きは長い距離を行うのではなく、100mを行ったら普通に戻すなどインターバルで行うのが無理がないでしょう。

1日30分(2Km〜3Km)くらいウォーキングすることを日課にしてみましょう。

水中ウォーキングは水の中では体重が軽くなり、運動時に膝関節の衝撃や負担が軽減されますが、荷重時の拮抗筋(重力に反する力)は鍛えられないため、お勧めできません。

運動不足や心肺機能を鍛える目的なら大賛成です。

膝の筋力を鍛える運動は寝ながらでも、椅子に座ったままでもできるトレーニング法がお勧めです。大腿四頭筋という膝を伸ばす太ももの筋肉(膝の上)を強化する運動もあります。ウォーキングよりも優先して、膝への負担を無くすために、大腿四頭筋を鍛えて強くして、関節軟骨に傷がつくのを防げるようにしましょう。

 

将来、変形性膝関節症で苦しまないための予防法

膝痛を予防するポイントは、太りすぎないこと、急に長く歩き過ぎないようにすることです。また、生活環境で床畳にべた座り(正座や横座り)をやめて椅子に座ることや、布団をベッドに変えるだけでも予防になります。

高齢化で膝に何らかの問題を抱えている方は、今後ますます増えると思います。医療機関での検査で膝の軟骨が減っていると診断された方でも、膝の筋肉をマッサージすると痛みが軽減するケースが多いです。若い方でも、日常生活で膝周りの筋肉に緊張をかけ続けると、膝に痛みが出ます。

変形性膝関節症の場合は、膝の筋肉をほぐすことが重要です。

膝の筋力(大腿四頭筋)が活動すると、膝が正常に動き衝撃を和らげて、関節軟骨がすり減るのを予防できます。無理は良くありませんが、鍛えていくことで痛みの改善に役立ちます。

関節軟骨は、スポンジのような弾力性に富んだ組織です。膝関節を曲げ伸ばしすると、栄養分を含んだ関節液が軟骨に吸い込まれ老廃物が排出されます。運動によって関節液の循環をよくすれば、関節軟骨の新陳代謝が活発になり、膝の痛みが回復できます。

 

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監修:冨澤敏夫(柔道整復師・整体師)

慢性痛の湿布 「10秒かかと上げで足裏の痛みが消える!」(KADOKAW)、ペンギン歩きを治せは「しつこい足の痛みは消える!」(現代書林)のどの書籍があります。雑誌の取材などメディアで紹介されています。

日経ヘルス・健康364、わかさ、PHP出版などから取材を受けて、雑誌の1年間の連載も好評でした。

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