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椎間板ヘルニア やってはいけないこと|整体のプロが詳しく解説|さいたま中央フットケア整体院
監修:冨澤敏夫 新規投稿2022/9/2 更新日2024/6/3

椎間板ヘルニア やってはいけないこと

椎間板ヘルニアは、腰痛や足の痛み、しびれを引き起こす一般的な症状です。治療や予防には正しい知識が必要ですが、やってはいけないことも知っておく必要があります。ここでは、椎間板ヘルニアを悪化させる可能性のある行動や習慣について詳しく説明します。

 

 

 

1.椎間板ヘルニアとは

椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板が突出し、神経を圧迫する状態を指します。これにより、腰痛や足の痛み、しびれなどの症状が現れます。特に重い物を持ち上げる動作や不適切な姿勢が原因となりやすいです。

腰部椎間板ヘルニアとは

腰部椎間板ヘルニアとは? 椎間板と言う繊維輪に亀裂が入り内部にある髄核の一部が飛び出して、神経を圧迫して腰や脚に痛みや痺れを引き起こします。

椎間板は加齢や激しい運動でも弾力性が失われ変性します。日常生活では悪い姿勢での作業や中腰が多い人がなりやすいと言われいます。

椎間板ヘルニアの原因に、遺伝性が深く関係していると考えられています。喫煙も関係していると報告されている場合もあります。

 

腰部椎間板ヘルニアの原因

腰部椎間板ヘルニアの原因 腰部椎間板ヘルニアの原因は、髄核が大きく後方へ移動して突出するか、椎間板から分離脱出して起こります。

椎間板は弾力のある繊維輪で出来ていて、その中に髄核というゼリー状の組織があります。髄核が飛び出して神経を圧迫して起こります。

若い世代に多く、激しい運動(腰を強く捻る)や中腰が多い力仕事の男性に多いです。年齢で言うと20代~40代が多いようです。

遺伝も考えられていて、私は姿勢不良や運動不足も原因と考えています。喫煙も関係すると言われていますが、喫煙は色々な病気に関係してくるので止めた方がいいかもしれませんね。

腰部椎間板ヘルニアの症状

腰部椎間板ヘルニアの症状 腰部椎間板ヘルニアの症状は、腰や臀部の痛みと下肢の痺れ痛み、足に力が入らないなどが起こります。寝返りや起き上がる時は激痛を伴います。

力んだりすると痛みやしびれが強くなり、痛みのために背骨を歪ませる「疼痛性側弯」も起こる場合もあります。

じつは、ヘルニアがあっても症状が出ない場合も多い

「椎間板ヘルニアは腰痛の原因の3%程度である」という報告もああります。

ある報告では、「成人では椎間板ヘルニアを持っている人の方が多い」とあります。しかも、椎間板ヘルニアが原因で症状が出ている人は少ないと言われ、椎間板ヘルニアがあるだけでは痛みや痺れが、起こらないことが分かっています。

椎間板ヘルニアで症状が現れるときはどんなとき?

椎間板ヘルニアで症状が現れるには、他の要因があると考えられています。研究されている方もいて、結果わかったことは「神経への圧迫の強さ、仕事上の満足度の低さ、そして、うつ・不安・ストレス」だそうです。

そして、うつ・不安・ストレスなどの精神的な要因は、慢性腰痛の原因でもあると考えられています。

椎間板ヘルニアは自然治癒するのか?

正確に答えると、椎間板ヘルニアは6か月前後で自然治癒する場合もあり、自然治癒しない場合もあります。整形外科ではかなり以前から常識になっているそうです。テレビや雑誌などでも情報を見た方が多いともいます。

椎間板ヘルニアで自然治癒する場合は、髄核が椎間板と神経の間にある後縦じん帯を突き破っている場合で、免疫細胞が飛び出した髄核を食べて無くなります。

椎間板ヘルニアで自然治癒しにくい場合は、髄核が後縦じん帯を突き破っていない場合で、免疫細胞が働かないため、髄核が自然に無くならないと考えられています。

椎間板ヘルニアは圧迫される神経によって危険度がる。

椎間板ヘルニアには、馬尾型と神経根型のタイプがあります。

神経根型は、脊柱管を通る神経から左右へ伸びる神経の根元で、神経根が圧迫されています。神経根型の症状は腰痛や片脚の痛みが起こり、危険性は少ないとされています。

馬尾は脊柱管の中を通っている神経束で、おしりや脚全体へと伸びる神経の元になります。馬尾が圧迫されると危険度が高くなります。

馬尾型椎間板ヘルニアの症状チェック法

当てはまる項目が1つでもあれば、馬尾型である可能性が高くなります。逆に症状が1つも当てはまらない場合は、神経根型ということが考えられます。

icon_check しびれはあるが 痛みはない。

icon_check しびれや痛みが 脚の両側にある。

icon_check 両足の裏側に しびれがある。

icon_check お尻の周りに しびれが出る。

icon_check お尻の周りに ほてりが出る。

icon_check 歩くと 尿が出そうになる。

馬尾型の場合は、進行すると排尿障害が起こり尿漏れや歩行困難になって、将来寝たきりになることもあると言われています。まずは整形外科を受診することがすすめられます。

症状とヘルニアのレベル

腰部椎間板ヘルニアの痛みは、初期(急性期)は椎間板の損傷による炎症物質による化学的刺激での激痛です。その次にヘルニア自体の神経圧迫などによる機械的刺激で鈍い痛みへと変化します。

ヘルニアが分離脱出したり、分離はしていないが大きく移動して隆起したヘルニアは、結果的には退縮していきます。

脱出したヘルニアは自己免疫で6か月程度で自然消滅します。ドクターの間では常識になっているようです。
※消滅するのはすべてのヘルニアではなく、後縦靭帯を突き破った場合です。

急性期(発症2週間)に無理して動かいたり、力んだり咳やくしゃみで内圧を上げると、痛みが増大する恐れがあるので要注意です。

急性期のヘルニアは柔らかく動きやすいのですが、時間と共に脱出したヘルニアが固まり動きにくくなるので、炎症も軽減していきます。

 

 

2.椎間板ヘルニアを悪化させる行動

2-1.無理な運動

過度な運動や重い物を持ち上げることは、椎間板ヘルニアを悪化させる大きな原因となります。特に、無理なストレッチやウェイトトレーニングは避けるべきです。

2-2.不適切な姿勢

長時間にわたって悪い姿勢でいることも、椎間板ヘルニアを悪化させる要因です。デスクワークの際は、正しい姿勢を保つよう心がけましょう。

2-3.長時間の座位

長時間座ったままでいると、腰に大きな負担がかかります。1時間ごとに立ち上がり、軽いストレッチを行うことが重要です。

 

 

3.治療中に避けるべきこと

3-1.自己判断による治療

自己判断で治療を進めることは非常に危険です。必ず専門医の指導に従い、適切な治療を受けるようにしましょう。

3-2.薬の乱用

痛みを和らげるために薬を乱用することは、体に悪影響を及ぼします。医師の処方を守り、指示された用量を守って服用しましょう。

3-3.治療の中断

症状が一時的に改善しても、治療を中断することは避けるべきです。継続的な治療が再発防止には欠かせません。

腰部椎間板ヘルニアの病院での治療法

病院での治療法

腰部椎間板ヘルニアの治療法 病院での治療法は、安静が指導されて薬物療法や神経ブロック注射などがあります。

コルセットを腰に装着し、痛み止めや湿布を処方され、1ヵ月程度の安静を指示されます。

下肢に力が入らない、排尿障害があるときは、手術も適用される場合もあります。

痛みが和らいできたところで、電気療法・牽引・超音波療法などを行い。リハビリとして運動療法も行い、ストレッチや筋力強化などで対応しています。

ほとんどの椎間板ヘルニアは、薬や安静期間で痛みを止めている間に、自然に消えて改善しています。痛みが強い場合は、神経ブロック注射が適用される場合もあります。

椎間板ヘルニアの手術が適応される場合は?

椎間板ヘルニアが自然に消えやすいと診断された場合は、2~3ヶ月ほど薬物療法や運動療法などのリハビリを行いながら経過観察します。症状の増悪が見られた場合に、手術が必要であるかを判断します。

馬尾症状がある場合で、神経障害として重症であると判断したら早めの手術を提案します。

手術は、腰側から飛び出した髄核を切り取る術式(後方椎間板摘出術)がよく行われます。約1時間で1週間ほど入院するようです。

注意してほしいことは、MRIなどの画像を見ただけで手術を決めないで欲しく、椎間板ヘルニアがあっても、症状がない場合があるからです。

 

 

4.日常生活での注意点

4-1.重い物の持ち上げ

重い物を持ち上げるときは、膝を曲げて腰に負担をかけないようにしましょう。腰を曲げて持ち上げると、ヘルニアを悪化させる可能性があります。

4-2.急な動作

急な動作や無理な体勢は、椎間板ヘルニアに悪影響を与える可能性があります。動作はゆっくりと行い、急な動きは避けましょう。

4-3.ストレスの管理

ストレスも腰痛の原因の一つです。リラックス方法を見つけ、ストレスを上手に管理することが大切です。

 

 

5.予防と対策

5-1.適度な運動

適度な運動は、筋力を強化し、椎間板ヘルニアの予防に効果的です。ウォーキングやスイミングなどの軽い運動を取り入れましょう。

5-2.正しい姿勢

正しい姿勢を保つことで、腰にかかる負担を軽減できます。デスクワークや日常生活での姿勢に注意しましょう。

5-3.定期的な診断

椎間板ヘルニアは早期発見が重要です。定期的に専門医の診断を受け、早期治療を行うことで重症化を防ぎましょう。

 

 

腰部椎間板ヘルニアの予防法

腰部椎間板ヘルニアの予防法 腰部椎間板ヘルニアを予防するには、何をすれば良いかを考えてみましょう。椎間板に負担がかからない状態を、考えてみると予防の方法も見えてみます。

椎間板に負担をかけないためには、腰周辺の筋肉を柔らかくすること、骨盤と腰椎下部(4,5番)を整えることです。

マッサージやストレッチはとても有効で、骨盤と腰椎下部(4,5番)を調整することが整体の中心となります。

姿勢を改善することも大切で、日頃からストレッチなど適度な運動が効果的です。私が考案した腰痛を改善するセルフケア法を、毎日継続することで姿勢が改善されていきます。

中腰や前かがみ、座位の姿勢なども注意してください。悪い姿勢は椎間板に負担がかかります。

 

腰部椎間板ヘルニアの方がやってはいけない日常動作

腰痛の方が注意したい日常生活動作があります。間違った動きで腰痛を悪化させないだけでなく、正しい動きをすることで慢性腰痛も改善できるのです。

腰部椎間板ヘルニアの座位の姿勢

座る姿勢に注意。

腰部椎間板ヘルニアの物を拾う

物を拾う姿勢に注意。

腰部椎間板ヘルニアの顔を洗う

顔を洗う姿勢に注意。

 

 

 

腰部椎間板ヘルニアの整体の紹介

腰部椎間板ヘルニアのマッサージ
腰部椎間板ヘルニアのストレッチ
腰部椎間板ヘルニアの骨盤矯正  

腰部椎間板ヘルニアの整体コースの流れをご紹介します。根本の改善を目指して入念な施術と、再発予防のための自宅でできる簡単なセルフケア法の指導を行います。このコースの目標は「さいたま市から腰痛を撲滅」することです。

①カウンセリング
カウンセリング腰周辺の痛みを引き起こす原因を見つける為に質問をいたします。
②腰の整体施術
腰の整体腰の周辺をほぐして、動きを良くするために整体を加えていきます。
③セルフケア指導
腰のセルフケア指導早く改善させる為に、自宅で行う腰のセルフケアをご指導します。
④次回の来院指導
次回来院の指導早く効果を出すために、最適な来院時期を御提案いたします。

 

腰痛整体コースのご案内

 

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監修:冨澤敏夫(柔道整復師・整体師)

院長:冨澤敏夫の画像 「10秒かかと上げで足裏の痛みが消える!」(KADOKAW)、ペンギン歩きを治せは「しつこい足の痛みは消える!」(現代書林)のどの書籍があります。雑誌の取材などメディアで紹介されています。

日経ヘルス・健康364、わかさ、PHP出版などから取材を受けて、雑誌の1年間の連載も好評でした。

院長の書籍や雑誌掲載

 

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