坐骨神経痛とは、原因と症状、治療と予防|さいたま中央フットケア整体院

監修:冨澤敏夫(柔道整復師)N2022-09-02 N2023/8/15
坐骨神経痛とは、原因と症状、治療と予防
坐骨神経痛は、腰痛患者(約3,000万人)の5~10%に診られると報告されています。
割合的には少ないように感じますが、臨床の場では坐骨神経痛の症状で来院される方は、思った以上に多いと思います。
坐骨神経痛の原因は色々あると思いますが、ここでは主に腰部の椎間板ヘルニアで起こる神経症状、腰部脊柱管狭窄によるもの、また病院でレントゲンやMRIで検査しても発見できない梨状筋症候群で起こる坐骨神経痛を取り上げていきます。
当整体院では、坐骨神経痛の原因からアプローチする整体を心がけています。
坐骨神経痛で悩む方へ
坐骨神経痛がどこへ行っても、何をしても改善しない方
病院で検査しても坐骨神経痛(脚の痺れ痛み)がわからない方
坐骨神経痛で夜も眠らずシクシクズンズン痛い方
坐骨神経痛でお尻の奥が痛くドライブや映画鑑賞が出来ない方
病院に坐骨神経痛のリハビリに行くが湿布や電気では改善しない
長く歩くとお尻の奥が痛い足にしびれがくる方
目次
- >坐骨神経痛とは
・ 坐骨神経とは- >坐骨神経痛の症状
- >坐骨神経痛の原因
・ 腰部椎間板ヘルニア・ 腰部脊柱管狭窄症・ 梨状筋症候群- >坐骨神経津の病院での治療法
- >坐骨神経痛の予防法
- >坐骨神経痛を改善させる整体コース
- >よくある質問
Q: 坐骨神経痛でやってはいけないことは?Q: 坐骨神経痛は病院(整形外科)と整体のどちらが良いか?Q: 坐骨神経痛になったら歩かないほうが良いのか?Q: 坐骨神経痛はほっといても治りますか?- >喜びの声
・ 坐骨神経痛が教わったストレッチなどセルフケアで良くなった!
坐骨神経痛とは

坐骨神経痛はぎっくり腰のような急な痛みが多い。
坐骨神経痛は臀部(お尻)奥が痛い、太ももの裏に痛みや痺れが起こる症状で、病名ではなく総称です。坐骨神経が何らかの原因で圧迫されて症状を引き起こします。
坐骨神経痛の痛みは、ビリビリと痺れ、強く張った感じ、電気が走るようないたみ、指先、足裏などにも症状がでます。
坐骨神経とは
坐骨神経は脊髄神経から伸びた神経で、末梢神経の中で一番太い神経で下肢の運動・知覚に関係しています。
坐骨神経は腰から足先まで続き、膝から下では総腓骨神経、脛骨神経に分かれている。
坐骨神経が腰・臀部(お尻)・大腿部付近で問題が起こると、神経の経路で痛みや痺れが起こります。これを坐骨神経痛と呼んでいます。
なりやすい方の共通する状態があります。
- ・腰部に椎間場ヘルニアがある。
- ・腰部に脊柱管狭窄症がある。
- ・お尻が凝りやすい硬い、座位が多い。
- ・ぎっくり腰を繰り返す、慢性腰痛がある。
- ・下肢の冷え・浮腫みが強くある。
- ・足がよくつる、肉離れを起こしやすい。
上記のような状態があります。色々と絡み合って症状が引き起こされているため、まず初めに行うことは、筋肉と骨格の問題を改善していくことが大切です。
坐骨神経痛の症状
坐骨神経痛は人により痛み痺れの表現が変化する。
坐骨神経痛は人により痛みや痺れの強弱や表現が違います。「ピリピリ」「ズーン」「ズキズキ」「ビリビリ」などです。
痛み部位も臀部(お尻)でも下の方・上の方、大腿部の横や裏、脛やふくらはぎ、足裏や足甲、親指や小指など人により違います。
坐骨神経痛の症状は色々ある。
脛・ふくらはぎにつったような痛み痺れがある。
足裏・足指に何かついている感覚が常にある。
寝ていても足に痛みや痺れを感じる。
長く座っているとお尻・腰がズーンと痛い。
足に力が入りにくい感じがする。
長く歩く、立つなどで下肢がだるい痛い。
坐骨神経痛の原因
坐骨神経痛を引き起こす原因はなんだろうか?
坐骨神経痛は、病院でレントゲンやMRIで検査をして、骨に異常が見られないこともあり、原因を特定するのは困難です。
主な原因として、変形性腰椎症・腰部椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症・腰椎すべり分離症や、お尻の筋肉の拘縮での圧迫などです。
坐骨神経痛の原因を深く考える。
当整体院で考える坐骨神経痛の原因は、一般的に言われていること以外にあると考えています。これは現場での臨床経験から思うことで、骨の問題よりも筋肉や血行の問題が大きいように感じます。坐骨神経痛だから筋肉が張りやすく血行が悪くなる場合もありますが、逆に筋肉が張って血行が悪くなり、坐骨神経を圧迫すると考えて良いかと思います。現に筋肉を緩めて血行が良くなると坐骨神経痛が軽減する方が多いです。痛い方にとっては改善すれば、どちらでも良いのでしょう。
坐骨神経痛の原因が腰部椎間板ヘルニアの場合
発症時は激痛を下肢への伴う痛みしびれ
発症時は激痛を伴う痛みで、痺れが強く表れた時には痛みに変わります。正座の後を思い出してください。痺れが強いほど痛いですよね。
ヘルニア(髄核)が飛び出て神経を圧迫します。腰髄神経の圧迫部位により痛みや痺れの部位が違いますが、坐骨神経痛の症状の原因です。
詳しくは、「腰部椎間板ヘルニアは整体院で原因を改善」を参考にしてください。
坐骨神経痛の原因が腰部脊柱管狭窄症の場合
中高年以降に多いのが特徴です。
腰部の脊柱管を骨・椎間板の変性により圧迫して起こます。この場合は、激痛ではなく徐々に症状が現れてくるのが特徴です。
狭窄を起こした部位により下肢にでる場所が違います。出やす場所は、足裏やふくらはぎ・スネです。
詳しくは、「腰部脊柱管狭窄症はさいたま市の整体で改善」を参考にしてください。
坐骨神経痛の原因が梨状筋症候群の場合
お尻の奥にある筋肉の拘縮や筋肉量の低下が原因になります。
梨状筋とはお尻の臀部の奥に位置する筋肉で、仙骨と股関節の大転子についています。この下を通る坐骨神経が圧迫を受けます。
梨状筋が拘縮する原因にお尻の大きな筋肉(大殿筋・中殿筋)などが弱り梨状筋に負担をかけてしまうことが考えられます。
詳しくは、「梨状筋症候群はさいたま市の整体で改善」を参考にしてください。
治療法
病院での治療法はブロック注射も検討される。
病院での治療法は、検査(レントゲン・MRIなど)から始まり、原因との鑑別をお行います。急性期の激しい痛みは薬物療法やブロック注射も行われる。
保存療法には、薬物療法やブロック注射のほか、慢性期は電気・牽引・超音波などがります。リハビリで運動療法、ストレッチや筋力強化などで対応します。
坐骨神経痛を整体院で改善できるのか?
坐骨神経痛を整体院ではどのようなことをするのかを説明します。急性と慢性では整体の方法は変わるので分けてお話します。急性の時は無理に動かすのでなく、アイシングと晒固定が効果的です。慢性の時は、マッサージやストレッチ・骨盤矯正などで、坐骨神経痛の痛み痺れが軽減します。
坐骨神経痛の予防法
坐骨神経痛を引き起こした根本原因を改善が予防につながる
予防は坐骨神経痛を引き起こしてしまう根本原因を改善が出来れば、痛みや痺れが起こりません。
根本原因は、腰部の筋肉の硬さと骨盤の歪みです。日常生活の姿勢や、仕事での姿勢が歪みを引き起こすため、歪みをとるストレッチなどが必要です。
スポーツ選手以外でも、セルフケアで毎日ケアすることをお勧めします。一日の仕事や生活の疲れや歪みを取り除くことが予防の第一歩です。
坐骨神経痛の方が注意したい日常動作で予防できる!
間違った動きで坐骨神経痛の臀部(お尻)の奥のお痛みや、太もも裏の痺れを悪化させてしまいます。正しい動きをすることで坐骨神経痛も改善できます。

坐骨神経痛では座る姿勢に注意してください。

坐骨神経痛を悪化させる物を拾う姿勢に注意。

坐骨神経痛を悪化させる顔を洗う姿勢に注意。
坐骨神経痛の整体の紹介
整体コースの流れをご紹介します。根本の改善を目指して入念な施術と、再発予防のための自宅でできる簡単なセルフケア法の指導を行います。
- 整体
- マッサージやストレッチなど手技による施術と骨盤や背骨の歪みを改善させる療術を言います。
- セルフケア
- 自分で特定の症状や全体的な身体の調子を整えることを言います。
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坐骨神経痛は急性と慢性では整体の仕方が違います。
坐骨神経痛での症状は、強い痛みやしびれで現れるときと、弱い痛みしびれなどが慢性的に続く場合に分かれます。


急な痛みの坐骨神経痛は、アイシングと晒固定が効果的
坐骨神経痛の急な痛みでは、炎症が伴う場合があるで整体は、アイシングと晒固定が主となります。また、骨盤矯正が必要な場合もあります。
詳しくは、急性腰痛(ぎっくり腰)を参考にしてください。

腰椎と骨盤の調整を軽く行う。

ビニールに氷と水を入れて30分は冷やす。

安静のために、晒固定で骨盤矯正。
慢性の痛みの坐骨神経痛は、3つの整体が効果的
坐骨神経痛の根本原因には、腰の周辺の筋肉が硬くなり血行不良があります。そして、筋肉が硬く縮み(拘縮)して骨盤や腰椎を歪ませます。
根本原因を改善することで、確実に回復を促し再発を予防します。
腰の筋肉のマッサージとストレッチと骨盤矯正が決め手!

腰の筋肉をマッサージでほぐして緩める。

腰の筋肉をストレッチで伸ばして緩める。

骨盤と腰椎下部を矯正をして調整する。
慢性の痛みの坐骨神経痛のに3つの整体が重要なのか?
慢性の痛み痺れの坐骨神経痛では、中高年以降で高齢者に多く、共通する問題が多いようです。腰部の筋肉が硬く拘縮している、腰痛が後湾しているなど目で見て触って確認できます。仮に骨に変形などがあったとしても、筋肉や骨盤の歪みなどを改善することで効果が期待できます。
よくある質問(Q&A)

Q:坐骨神経痛でやってはいけないことは?
解答
A:坐骨神経痛でやってはいけないことがあります。硬い床に長くべた座りをしてはいけません。また、椅子に座るときは骨盤を立てて座るようにしましょう。
脚を組んで座ることは、坐骨神経痛を悪化させる原因になるので注意してください。
温めるか冷やすかは、お風呂に入って症状が楽になるなら冷やさないようにすることは有効です。
ぎっくり腰を伴うような急性の痛みは、炎症があるので温めると悪化するため、冷やした方が良いでしょう。
Q:坐骨神経痛は病院(整形外科)と整体のどちらが良いか?
解答
A:坐骨神経痛の場合に病院(整形外科)と整体院や整骨院、鍼灸院など選ぶのに迷います。
病院と整体とでは役割が違うと考えています。
病院は、骨や病気などを検査で見つけ薬などで治すことが役割です。整体などは、病気ではない不調(痛みやしびれ)を手技を用いて改善させる役割があります。
一度は病院へ行き、坐骨神経痛が他の病気などで発生していないか、検査して確かめることをお勧めします。
病気が坐骨神経痛の原因でなく、筋肉の問題や血行の問題であれば整体が有効です。
Q:坐骨神経痛になったら歩かないほうが良いのか?
解答
A:坐骨神経痛になったら、歩いた方が良いのか悪いのかは慎重な判断が必要です。
結論から言うと、適切なケアをしないで坐骨神経痛を治すために歩く行為は、逆効果で悪化させる原因になります。
適切なケアをしながら、少しづつ歩くことを増やしていくのは、坐骨神経痛の改善には有効でしょう。
ここで言う「適切なケア」とは、坐骨神経痛の原因別にアプローチした整体のことを指します。
例えば、坐骨神経痛の主な原因には、腰部椎間場ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症があります。また、梨状筋症候群なども原因にあります。
それぞれの、状態に合わせて整体することが「適切なケア」と言います。
Q:坐骨神経痛はほっといても治りますか?
解答
A:坐骨神経痛がほっといて治るかという質問ですが、YES、NOとどちらも言えると思います。
患者様から聞く話では、発症した頃の症状と数年経過した症状では変化があるようです。
それを、改善していると考えても良いですが、悪化しているとも言えます。
私からの提案では、坐骨神経痛は「適切なケア」をすれば、改善していきますので放置しないでください。
痛みを数年も持ち続けて辛い不快な思いをするよりも、早く改善させて快適に生活した方が良いと思います。
喜びの声

数年の悩みである坐骨神経痛が改善しました!
最初は腰が痛く、今は腰の痛みは無いのですが次第に臀部が痛くなり、太ももの裏が痛くなりと症状が変化してきました。
現在は、足裏にも痺れがあり起こり我慢できなく整体に来ました。
1回目で症状が軽くなり、3か月経過して大分感じなくなってきました。
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監修:冨澤敏夫(柔道整復師・整体師)
「10秒かかと上げで足裏の痛みが消える!」(KADOKAW)、ペンギン歩きを治せは「しつこい足の痛みは消える!」(現代書林)のどの書籍があります。雑誌の取材などメディアで紹介されています。
日経ヘルス・健康364、わかさ、PHP出版などから取材を受けて、雑誌の1年間の連載も好評でした。

さいたま中央フットケア整体院の紹介


診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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