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心因性腰痛とは?病院の何科を受診するべきかとストレス腰痛の治し方
監修:冨澤敏夫(柔道整復師)新規投稿2022-09-02 更新日2024/6/6

心因性腰痛とは?病院の何科を受診するべきか

心因性腰痛は、心理的な負担が原因(ストレス)で発症する腰痛です。リラックスしている時、楽しい事をしている時は痛みを感じていないことが多く、逆にイライラしたり不安な時は痛みを強く感じていることも特徴です。

 

 

 

1. 心因性腰痛とは?

心因性腰痛は、身体的な問題だけでなく、心理的なストレスや感情的な要因が原因となって引き起こされる腰痛のことを指します。身体の痛みが精神的な状態と深く関連しているため、治療には心身両面からのアプローチが必要です。

心因性腰痛症とは 心因性腰痛症、原因不明の腰痛は、ストレスが引き金で起こる腰痛を言います。慢性痛(3か月以上続く痛み)が多く、病院で検査しても原因がわからないことが多いです。

最近では、心因性は中枢神経系の異常と考えられることもあり、脳内物質の分泌の乱れなどが関係していると言われています。

もう一つは、痛む部位の血行不良(虚血)が原因で、発痛物質の発生から痛み(侵害受容性疼痛)が引き起こされることも分かっています。

その他では、腰部椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など腰に元々抱えている症状があることなども関係してきます。

どちらにしても、痛みのメカニズムが乱れて、本来であれば改善する痛みが、長く続くことが問題になります。

病院では、整形外科に先に行きますが、あまりにも治らないと心療内科を紹介されます。心療内科ではカウンセリング・認知行動療法と薬の服用となります。

認知行動療法は、考え方を変えることで悲観的な思考癖を緩和させる方法です。緊張をとり、リラックスを促して症状を軽減させます。

なりやすい方の共通する状態があります。

  • ・無理している、寝不足、疲労が蓄積している。
  • ・精神的なダメージを受けることがあった。
  • ・運動不足、恐怖回避思考が強い。
  • ・腰部に椎間場ヘルニアがある。
  • ・腰部に脊柱管狭窄症がある。
  • ・お尻が凝りやすい硬い、座位が多い。
  • ・ぎっくり腰を繰り返す、慢性腰痛がある。
  • ・下肢の冷え・浮腫みが強くある。
  • ・足がよくつる、肉離れを起こしやすい。

上記のような状態があります。色々と絡み合って症状が引き起こされているため、まず初めに行うことは、筋肉と骨格の問題を改善していくことが大切です。

 

 

2. 心因性腰痛の原因と症状

心因性腰痛の主な原因には、職場や家庭でのストレス、トラウマ、うつ病、不安障害などがあります。症状としては、腰痛が持続する、痛みの場所が一定しない、原因不明の痛みなどが挙げられます。

原因

心因性腰痛症の原因 心因性腰痛症は、病院でレントゲンやMRIで検査をして、骨に異常が見られないこともあり、原因を特定するのは困難です。

原因には、ストレスが多く仕事・家庭で起こる精神的な問題を抱えていることが挙げられます。

『腰痛診療ガイドライン2019』監修・日本整形外科学会、日本腰痛学会では、「腰痛が長引く要因には心理社会的因子が強く関係している」と言われています。

長期ストレスを感じると、痛みを軽減させる神経伝達物質の分泌が少なくなり、痛みを必要以上に強く感じるようになります。

ストレスが腰痛を引き起こす仕組みは、一つに脳内物質の分泌の乱れがあると考えられています。痛みが脳に伝わると脳内でドーパミンが放出されます。そして、セロトニンなど神経伝達物質が放出され痛みを抑制されます。

しかし、人間は誰でも悩みを抱えて生きていますが、すべての方が腰痛を引き起こすわけではない為、ストレスで片づけるには無理があるのではないかと考えています。

単なる運動不足も考えられ、運動不足を引き起こす理由には、恐怖回避思考も関係していて、「動くと痛みがひどくなる怖い」などの考え方が強くなり、動けずに運動不足を引き起こすと考えます。

そうすると、筋力低下や血行不良なども腰痛の原因にもなり、慢性腰痛の悪循環を引き起こします。

その他の原因で考えられることは、変形性腰椎症・腰部椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症・腰椎すべり分離症などを持ち、腰痛を繰り返すことで慢性痛を引き起こしていることも考えられます。

脳内物質の分泌異常が原因の場合

ドーパミンとセロトニンの脳内物質の分泌の乱れがる。

脳内物質の分泌異常が原因 痛みが脳に伝わると脳内でドーパミンが放出されます。そして、セロトニンなど神経伝達物質が放出され痛みを抑制しますが、この機能が乱れています。

この場合も整体は有効で、慢性腰痛のため慢性腰痛の整体で対応します。

 

血行不良・発痛物質が原因の場合

運動不足や同じ姿勢での筋肉のコリから起こる。

血行不良・発痛物質が原因 血行不良で起こる原因の場合のメカニズムは、腰部に何らかの原因で血行不良が起こると、発痛物質を発生して慢性痛を引き起こします。

コリも同じく血行不良でおこるため、この場合は、慢性腰痛のため慢性腰痛の整体で対応します。

 

他の症状が原因の場合

元々ある症状の延長としておこる痛み。

他の症状が原因 元々ある症状の慢性痛が継続している場合で、腰部椎間板ヘルニア・変形性腰痛症などが原因している場合です。

この場合は、慢性腰痛のため慢性腰痛の整体で対応します。

症状

心因性腰痛症の症状 心因性腰痛症は、人により痛みや痺れの強弱や表現が違います。基本的には静止していても症状があることが多いです。

痛み部位も臀部(お尻)でも下の方・上の方、大腿部の横や裏など広範を指す方もいれば、狭い範囲で指す方もいます。また腰痛と共に脛やふくらはぎ、足裏や足甲、親指や小指など、坐骨神経痛の症状に似た方もいます。

心因性腰痛症の症状には色々ある。

icon_check 腰全体が重だるく、時々痛みがおこる。

icon_check 寝ていても、動いていなくても鈍い痛みがある。

icon_check 運動すると楽になるが、また痛みが戻る。

icon_check 腿やお尻も痛みを感じる。

icon_check ストレス・疲れが溜まると症状が強い。

icon_check 考え事してしている時に、症状が出ることが多い。

 

 

3. 心因性腰痛の診断方法

診断には、まず整形外科での身体的検査を行い、明確な身体的原因がない場合に心因性腰痛が疑われます。その後、精神科や心療内科での心理的評価を受けることが推奨されます。

 

4. 心因性腰痛は病院の何科?

心因性腰痛の治療には以下の診療科が関与します:

  • 精神科:精神的な問題が主な原因と考えられる場合、精神科でのカウンセリングや薬物療法が有効です。
  • 心療内科:心身症としての側面を持つため、心療内科での治療が適しています。心理療法やストレス管理法が提供されます。
  • 整形外科:身体的な原因が完全に除外できない場合や、他の病気との区別が必要な場合、整形外科の診断を受けることが重要です。

 

 

5. ストレスによる腰痛の治し方

ストレスが原因の腰痛を治すためには、次のようなアプローチが有効です:

  • 生活習慣の見直し:規則正しい生活、適度な運動、バランスの良い食事を心がけることが重要です。
  • ストレス管理法:リラクゼーション法、ヨガ、瞑想などを取り入れ、心の平穏を保つ方法を見つけましょう。
  • 専門家の治療:心理療法士やカウンセラーによるセラピーを受けることで、心の負担を軽減し、腰痛の改善につながります。

心因性腰痛症の病院での治療法

心因性腰痛症の治療法 病院での治療法は、検査(レントゲン・MRIなど)から始まり、原因との鑑別をお行います。急性期の激しい痛みは薬物療法やブロック注射も行われる。

保存療法には、薬物療法やブロック注射のほか、慢性期は電気・牽引・超音波などがります。リハビリで運動療法、ストレッチや筋力強化などで対応します。

一通り通常の方法を試しても改善しない場合は、認知療法などのメンタルケアを行います。抗うつ薬なども併用して行うことがあるので、長期服用をされている方は、注意が必要です。

抗うつ薬にも色々あり、副作用も必ずあるのでドクターの注意に従い服用しましょう。

抗うつ薬と副作用の参考:神楽坂こころのクリニックを参考に。

 

心因性腰痛症、原因不明の腰痛は整体院で改善できるのか?

心因性腰痛症、原因不明の腰痛を整体院では、どのようなことをするのかを説明します。痛みを感じる部分には血行不良が起こっていて、痛みを引き起こす発痛物質を発生させていることで、痛みを脳に伝えます。この痛みの原因をマッサージやストレッチで血流の循環を良くして改善させます。これが痛みの改善に役立つので整体は有効と考えています。予防も大切なため当整体院では、セルフケア法を指導して適度な運動をしてもらいます。

 

心因性腰痛症の予防法

心因性腰痛症、原因不明の腰痛の予防法 予防は心因性腰痛症、原因不明の腰痛を引き起こしてしまう根本原因を改善が出来れば、痛みや痺れが起こりません。

ストレスとしたときはストレスを軽減するために、日頃からリラックスやリフレッシュする環境を作ることです。適度な運動をする環境も大切です。

もう一つは、血行を良くする行動を起こすことです。日々のストレッチや有酸素運動など腰部の血行を促進させて、痛みを引き起こす発痛物質を発生させないようにすることです。

 

心因性腰痛症の方が注意したい日常動作

注意したい日常生活動作があります。間違った動きで腰痛を悪化させないだけでなく、正しい動きをすることで心因性腰痛症も改善できるのです。

座位の姿勢

座る姿勢に注意。

物を拾う

物を拾う姿勢に注意。

顔を洗う

顔を洗う姿勢に注意。

心因性腰痛症の整体コースの特徴

整体コースの流れをご紹介します。根本の改善を目指して入念な施術と、再発予防のための自宅でできる簡単なセルフケア法の指導を行います。このコースの目標は「さいたま市から腰痛を撲滅」することです。

①カウンセリング
カウンセリング腰周辺の痛みを引き起こす原因を見つける為に質問をいたします。
②腰の整体施術
腰の整体腰の周辺をほぐして、動きを良くするために整体を加えていきます。
③セルフケア指導
腰のセルフケア指導早く改善させる為に、自宅で行う腰のセルフケアをご指導します。
④次回の来院指導
次回来院の指導早く効果を出すために、最適な来院時期を御提案いたします。

 

心因性腰痛症の整体は、3つのアプローチ

腰の周辺の筋肉が硬くなり血行不良があります。そして、筋肉が硬く縮み(拘縮)して骨盤や腰椎を歪ませます。

根本原因を改善することで、確実に回復を促し再発を予防します。(私が証言します。)

腰の筋肉のマッサージとストレッチと骨盤矯正が決め手!

マッサージ

腰の筋肉をマッサージでほぐして緩める。

ストレッチ

腰の筋肉をストレッチで伸ばして緩める。

骨盤矯正

骨盤と腰椎下部を矯正をして調整する。

腰痛整体コースのご案内

 

6. まとめ

心因性腰痛は、ストレスや精神的な要因が大きく関与する腰痛です。適切な診療科を選び、生活習慣の改善やストレス管理を行うことで、効果的に治療することが可能です。正しい診断と治療を受けるためには、まず専門医の診察を受けることが重要です。

 

 

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監修:冨澤敏夫(柔道整復師・整体師)

院長:冨澤敏夫の画像 「10秒かかと上げで足裏の痛みが消える!」(KADOKAW)、ペンギン歩きを治せは「しつこい足の痛みは消える!」(現代書林)のどの書籍があります。雑誌の取材などメディアで紹介されています。

日経ヘルス・健康364、わかさ、PHP出版などから取材を受けて、雑誌の1年間の連載も好評でした。

院長の書籍や雑誌掲載

 

さいたま中央フットケア整体院の紹介

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