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筆者:冨澤敏夫(柔道整復師)N2023-01-08 R2023/10/10

外くるぶしが痛い原因は何かを知って素早く改善させよう

外くるぶしの痛みは怪我のように捻挫や骨折などが多いですが、その他に隠れた障害があることも多いです。くるぶしが痛む原因となる症状や、障害との見分け方について解説しています。

外くるぶしとは、足首の関節の外側にある突起した骨を指します。足首まわりは筋肉がなく、靭帯や腱などが支えています。負担がかかりやすい無防備な部位なので痛みが発症しやすいです。

目次

  1. 外反母趾
  2. 偏平足
  3. 変形性足関節症
  4. 捻挫・骨折の後遺症
  5. 足関節不安定症の原因
  6. 足関節拘縮(硬いガチガチ)
  7. プロネーション(回内)障害
  8. 足根管症候群・足根洞症候群
  9. 腓骨筋腱炎
  10. 外脛骨障害(有痛性外脛骨)
  11. 痛風
  12. 後脛骨筋腱機能不全

 

外反母趾

外反母趾は足首のねじれを引き起こす。

外反母趾で外くるぶしが痛む原因 外反母趾は歩く際に指先が外に流れる現象が起こります。がに股のような歩きKたですが、その際に足首にねじれも発せします。

外反母趾は偏平足も起こるので、足首が回内足変位を起こして内くるぶし付近に痛みを多く引き起こします。中には外くるぶしに痛みが出る場合もあります。

改善方法は、足指の踏ん張る力を回復することが大切です。当整体院ではテーピングや運動法で外反母趾を改善させます。

 

偏平足

偏平足は足首の回内足変位を引き起こす。

偏平足でくるぶしが痛む原因 偏平足は生まれつきの場合は問題が起きにくいですが、足裏の筋力低下で足アーチが低下した場合は痛みが起きやすいです。

足のアーチが低下すると足首が回内足変位を引き起こすため、内くるぶしに痛みが起こる可能性が高いです。稀に外くるぶしに痛みが出ます。

改善方法は、足裏の筋力を回復させてアーチを矯正します。当整体院ではテーピングや運動法で扁平足を改善させます。

 

変形性足関節症

軟骨や骨の変形がくるぶしに痛みを引き起こす場合がある。

photo 変形性足関節症は骨やな骨の変形で起こります。変形にはレベルがありますが、悪化すると足首が曲がり外反足変位を引き起こして痛みます。

主な症状は、足関節の可動域の減少です。動きが制限されるため曲げにくく伸ばしにくい症状が出てきます。

改善方法は、変形を悪化させない環境作りが中心になります。動き・痛み・筋力の回復を目的とした整体を行います。

 

足関節捻挫・骨折

足関節捻挫・骨折でくるぶしの痛みを引き起こす。

足関節捻挫・骨折後遺症 足関節捻挫や骨折の後に、くるぶしに痛みが起こることが良くあります。特に脱臼骨折など強く足首を捻る場合です。

これを後遺症と呼びますが、数年・数十年後にくるぶしに痛みを起こすことがありますが、この場合は変形性足関節症に進行した場合が多いようです。

改善方法は、腫れや浮腫みを改善させて動きを回復させます。筋力も低下しているので筋力強化も必須です。

 

足関節不安定症

足関節不安定症は、グラグラ不安定になることでくるぶしに痛みを引き起こす。

足首不安定性 足関節不安定症は足首が緩い状態を言いますが、女性や子供は緩いことが多【緩い=悪い】ではないので心配しないで下さい。

問題は痛いがあるか捻挫を繰り返すなど、明らかに日常生活やスポーツ活動に支障を起こすことにあります。

改善方法は、筋力強化が中心になります。生まれつき関節が緩い方がいますので、一時はサポーターなどで保護するのも必要でしょう。

 

足関節拘縮(硬いガチガチ)

足関節拘縮は足首が回外足変位で固まっている状態。

足関節の拘縮 足関節拘縮して硬くなる原因には色々あり、捻挫・骨折の後遺症や、生まれつき足首が硬い、ふくらはぎの筋肉が硬くなり起こる場合などです。

病院などで検査しても異常がなく、原因不明と言われて医療施設を転々とすることで、悩んでいる方が多いです。

改善方法は、足首がガチガチなので正常な動きを回復させることが優先です。ゴムチューブ運動はとても有効です。

 

プロネーション(回内)障害

プロネーション(回内)障害は、過剰な回内運動でくるぶしに痛みがでる。

プロネーション障害がくるぶしの痛み プロネーションとは、歩行やランニング時に足の着地に起こる足関節の動きを言います。これに過剰な動きがある場合に痛みが起こります。

特にオーバープロネーション(過回内)は内側のくるぶしに痛みを発生させるため放置をしないでください。

改善法は、筋力強化が有効です。ゴムチューブなどを利用して足首の筋力強化をすることで予防が出来ます。

 

足根管症候群・足根洞症候群

内外くるぶしの付近に痛みが出ますが、くるぶしの痛みではなく神経の絞扼による痛みです。

足根管症候群は内くるぶしの付近に痛みが出る

足根管症候群で内くるぶし痛 足首から下・足指・足裏がジンジンと痺れを起こします。原因は内くるぶしの後方・下を通る後脛骨神経が圧迫して起こります。

後脛骨神経は、足根管を狭い管を通ります。この部分で何か狭窄・圧迫障害が起こると発生します。

足根洞症候群は外くるぶし付近に痛みが起こる

足根洞症候群で外くるぶし痛 足根洞とは、くるぶしの外側に存在し踵骨と距骨の間の溝で、この部分で障害が起こると痛みが出ます。

内反捻挫などの外傷後の後遺症などが多いです。捻挫の際に足根洞の周辺に血腫が発生して瘢痕や線維化が神経などを絞扼です。

改善法は、神経の絞扼を取り除くことが必要です。足関節の動きを柔らかくして、出来るだけ血行を良くするように整体します。

 

腓骨筋腱炎

くるぶしの痛みではなく腱の痛みです。

腓骨筋腱炎でくるぶしが痛む原因 外くるぶし後方で急に角度が変化し、大きな負担がかかる部分で繰り返すオーバーユースなどによって炎症を起こします。

スポーツ活動で発症することが多いですが、くるぶしの痛みというよりも腱の痛みなので、くるぶしを治療しても改善しません。

改善方法は、腱炎のため炎症期はアイシングと安静ですが、慢性期ではマッサージとストレッチが有効です。捻挫などの後遺症で足首の動きが悪くなると起こるので、足首の正常な動きを回復させる整体も必要です。

 

外脛骨障害(有痛性外脛骨)

内側のくるぶし下(舟状骨)付近に痛みがでます。

外脛骨障害(有痛性外脛骨) 足部の骨で土踏まずの舟状骨(内側の骨)の付近に過剰な骨を持つ人がいます。外脛骨は過剰な骨で、後脛骨筋腱が付着しています。

運動の負荷や外傷で、後脛骨筋が付着している外脛骨(過剰な骨)に、力が加わると痛みがでることを外脛骨障害です。

 

痛風発作

食生活や過度な運動が原因で起こる。

痛風発作 痛風とは、尿酸が関節中に結晶化することで起こる急性の関節炎です。足の親指の付け根に起こることが多いものの、足首(くるぶし)の関節にも起こります。

発症時は激痛が現れ、痛みのある部位が赤く腫れます。激しい痛みは2~3日間続き、1~2週間で治まることが多いようです。

 

後脛骨筋腱機能不全

偏平足を伴い、舟状骨付近に痛みがでる。

後脛骨筋腱機能不全 後脛骨筋腱機能不全は、くるぶしの内側(内果)を通る後脛骨筋腱に炎症や損傷などによって、痛みが出る状態のことをいいます。

後脛骨筋腱機能不全では、痛みと腫れがくるぶし内側(内果)付近に現れ、土踏まず低下して扁平足が発症の原因にもなります。

 

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監修:冨澤敏夫(柔道整復師・整体師)

院長:冨澤敏夫の画像 「10秒かかと上げで足裏の痛みが消える!」(KADOKAW)、ペンギン歩きを治せは「しつこい足の痛みは消える!」(現代書林)のどの書籍があります。雑誌の取材などメディアで紹介されています。

日経ヘルス・健康364、わかさ、PHP出版などから取材を受けて、雑誌の1年間の連載も好評でした。

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