筆者：冨澤敏夫（柔道整復師）　N2023/4/15

整体やカイロプラクティックの好転反応の本当と嘘！

好転反応ってなに？良いこと、悪いこと

整体やカイロプラクティック、鍼灸などで施術を受けた後、眠気・痛み・倦怠感など一時的に悪化したような症状に不安を覚えた方は多いと思います。「これ、好転反応？それとも悪化したの？」どっちか心配している方へ

この記事では、好転反応とはどんな症状か、どうして起こるか、どういった時に起こるのか、揉み返しとの違いは何かを解説していきます。

 

目次

1. ＞好転反応と揉み返しとは？
2. ＞ただ症状が悪化しただけ？
3. ＞まとめ

 

好転反応と揉み返しとは？

マッサージを受けた後に「揉み返し」で身体が痛い経験をしたことがあると思います。好転反応とよく混同されることがありますが、好転反応と揉み返しは少し違うので分けて考えましょう。

豆知識

18世紀に漢方医である吉益東洞によって、瞑眩（めんげん）として日本に広まりました。古の知識でまだ分からないことが多いです。

 

好転反応とは？

「好転」と字のごとく、悪い状態が良い状態に変化していく過程で起きる変化をいいます。整体での好転反応とは、悪い身体の状態から良い体の状態へと変化していく途中で起こる「不調？」に似た症状をいいます。

好転反応の仕組みは、コリをほぐすと疲労物質や老廃物が血液中を流れて排出される。疲労物質や老廃物が全身を流れるので、倦怠感や普段痛む場所と関係ない痛みがでることがある。

好転反応は回復への変化で一時的なものです。個人差はありますが２〜３日でおさまりますが、４日以上不調が続く場合は好転反応ではない可能性があります。

好転反応の種類は、すごくあくびが出て眠たくなる。身体が急にポカポカしてだるい。急にトイレに行きたくなったことなどがあります。

揉み返しとは？

マッサージなどで筋繊維が破壊されることで痛み（炎症）が起こりますが、破壊と言っても運動後の筋肉痛のようなもので、筋肉に強い刺激が入ることで筋繊維が一時的に壊れることが原因です。

壊れた筋繊維は、新陳代謝で回復していき2、3日で痛みは軽減していきますので心配いりません。1週間以上も続く場合や一部が強く痛む場合は、関節を痛めたなど原因が違う場合があるので、その場合は注意してください。

 

ただ症状が悪化しただけ？

ここで注意してほしいことは、好転反応なのか、揉み返しなのか、それとも悪化しただけなのかを見極めることです。

これを一般の方が行うのは非常に難しいと思います。ここでは、出来るだけ分かりやすく説明して、一般の方でも判断ができればと思います。

好転反応ではない症状とは？

好転反応は、2,3日程度で回復します。揉み返しでも1週間以内に回復してきます。

ただの悪化では、1週以上痛みが続く、また1箇所が強く痛むなどが挙げられます。

例えば、肩こりで整体を受けて、肩関節が上がらない痛みなどは整体を受けたことで、肩関節を痛めたと考えます。

この時に、整体を受けているときに痛める動きを行ったか、その部位を強く押された引っ張られたなど、思い当たる節があると思います。

何かしら痛めるきっかけがあるはずなので、良く考えてみて原因を探してみましょう。

 

まとめ

好転反応は、身体が良い方向に向かっているというメッセージでもあります。症状には個人差があり様々です。

通常は、2、3日で不調は回復していきますが、1週間以上継続する場合は「さいたま中央フットケア整体院」に御相談下さい。

おすすめは、整体後に少し横になって休んでください。急に動いたり激しく運動したり、熱いお風呂に長く入ったりすると、症状が強く出る場合もあるので注意してください。

 

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監修：冨澤敏夫（柔道整復師・整体師）

「１０秒かかと上げで足裏の痛みが消える！」（KADOKAW）、ペンギン歩きを治せは「しつこい足の痛みは消える！」（現代書林）のどの書籍があります。雑誌の取材などメディアで紹介されています。

日経ヘルス・健康364、わかさ、PHP出版などから取材を受けて、雑誌の１年間の連載も好評でした。

 

 

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