坐骨神経痛のストレッチで悪化した?やってはいけない人もいるのか?
筆者:冨澤敏夫(柔道整復師) N2023/4/9
坐骨神経痛のストレッチで悪化した?どうすればいいの?
え!このストレッチで痛みが悪化するなら「何をすればいいの?」
坐骨神経痛を患っている方が多い疾患です。一度発症するとなかなか治らずに悩まされる症状でもあります。
坐骨神経痛は、腰部からお尻(臀部)と太ももの裏や側面、脛(すね)の痛みが主な症状です。
病院での検査でレントゲンやMRI画像を行いますが、原因が特定できない場合と出来る場合があります。
例えば、腰部椎間板ヘルニアが原因で神経を圧迫して神経痛を発症する場合は、原因がヘルニアとわかりますが、はっきりとヘルニアが神経を圧迫していない場合で神経痛がでていると原因不明と診断されます。
原因不明の坐骨神経痛の場合は、下肢の筋緊張でおこる血管神経の圧迫から、血行不良が原因で起こると考えます。
坐骨神経痛のストレッチで悪化してしまう場合は、腰部椎間板ヘルニアによる神経痛です。
逆に効果的な症状は、原因不明と言われている下肢の筋緊張などによる血行不良などが原因で起こるので、坐骨神経痛で行うストレッチは有効です。
この選択を間違えると悪化させてしまうので、十分に注意してください。
この記事では、ヘルニアが原因での神経痛はストレッチは禁忌のため、ストレッチが有効な坐骨神経痛の症状なのに、悪化した場合の注意点を主に説明していきます。
目次
- >坐骨神経痛のストレッチで悪化させない3つの注意事項とは?
- >1)ストレッチの種目の選び方
- >2)ストレッチの力の入れ方
- >3)ストレッチの時の姿勢
- >よくある質問
Q: 坐骨神経痛と病院で診断されましたが、ストレッチは有効ですか?Q: マッケンジー体操は効果がありますか?Q: 座っているとお尻から太もも裏から脛にかけて痛みが強くなります。- >喜びの声
坐骨神経痛のストレッチで悪化する間違った方法とは?
坐骨神経痛で病院を受診すると、ほとんどの方が先生に「ストレッチをしなさい」と言われます。
丁寧なところでは、ストレッチの方法が記載された用紙をもらうのですが、ただ「ストレッチをしなさい」と言われるだけで指導がない場合も多いようです。
テレビで見た、動画で見た、雑誌で見た、本を買ったなど自己流で行う方も多くいます。その結果、坐骨神経痛が悪化するなどして当整体院に駆込んできます。
ここでは、自己流でも「これだけは気を付けて」という3つの注意事項を守れば、坐骨神経痛は次第に消えて無くなります。
坐骨神経痛のストレッチは3つの注意事項を守れ!
- 1)ストレッチの種目の選び方
- 2)ストレッチの力の入れ方
- 3)ストレッチの時の姿勢
上記の注意事項を守ることで、良い結果が期待できるため丁寧に説明していきます。最後まで読んで実践してください。
疑問や質問では「よくある質問」の項目で、普段から多く質問される内容を記載しましたので参考にしてください。
記載されていない疑問や質問は、ご連絡いただければ回答いたします。
1)ストレッチの種目の選び方
坐骨神経痛で紹介されるストレッチは多数ありますが、その中で本当に効果がある種目は多くはありません。
逆にやらない方が良いというストレッチ方法もあるので、いくつか紹介しておきます。
逆効果の種目に共通すること!
- ・ストレッチの体勢に無理がありきつい。
- ・伸ばされた感が強く、終わった後に痛みがでる。
- ・腰を強く反らせたり曲がったりしてしまう。
上記のようなストレッチは逆効果になるので注意してください。お「このきつさに耐えれば治る」と頑張れば頑張るほど悪化します。
また、効果があるストレッチにも共通するポイントがあるので、いくつかご紹介しておきます。
効果が期待できる共通のストレッチは!
- ・ストレッチ中に気持ちよく痛みが緩和していく。
- ・強く伸ばされた感がなく、無理な体勢にもならない。
- ・腰の部分がとても楽な状態で負担を感じない。
上記のようなストレッチは効果が期待できます。このような時はリラックスが出来て、頑張ると言うよりも「気持ちが良いから続けられる」状態です。
2)ストレッチの力の入れ方
力の入れ方を間違えると痛みはひどくなります。基本的に坐骨神経痛に効果があるストレッチは力を必要としません。
種目により力を必要とする場合もありますが、その際は動かす方向や加減に注意が必要です。
そして力を入れるときに、呼吸を止めて力んだ状態で行うのではなく、息を吐きながら行います。
例えば、ストレッチ法は力を必要とする方法ですが、しっかりと膝裏を支えてグラつかないように構え、伸ばすときに呼吸を吐いて行います。
伸ばす方向はまっすぐで、力は膝を伸ばす為に発揮します。
3)ストレッチの時の姿勢
ストレッチの姿勢で注意しないと坐骨神経痛が悪化する原因に悪い姿勢が考えられます。
ストレッチの最中に、腰部(腰椎)が極端に後彎(丸まる)や前彎(反る)と、腰椎に側面から出る神経を圧迫して症状を悪化させます。
下記の二つの画像が坐骨神経痛を悪化させる姿勢になります。十分に注意してください。
坐骨神経痛を悪化させる腰が丸まる姿勢(後彎)
坐骨神経痛を悪化させる腰が反る姿勢(前彎)
良くある質問
この項目では、坐骨神経痛でストレッチをしたけど上手くできない方や、やりたいけど不安な方などの疑問を解消するために記載しています。
よく質問されることを具体的にわかりやすく解説していますが、言葉では伝わらないことも多く、これでもわからない場合は気軽にご連絡下さい。
Q:坐骨神経痛と病院で診断されましたが、ストレッチは有効ですか?
3年前に病院で坐骨神経痛と診断されました。ストレッチをしていますが、改善されていると感じなく、私の症状には意味がないのかと思っています。 悪化はしていないのですが、同じような症状が続き何とかならないのかと、御相談させていただいています。
A:大丈夫です。改善しますよ!
大丈夫です。改善しますよ!坐骨神経痛のほとんどの原因は、腰椎からでる神経圧迫です。まずこの神経圧迫を改善してから、当整体院で指導している坐骨神経痛に良いストレッチとマッサージを、組み合わせたセルフケア法を行えば改善します。
Q:マッケンジー体操は効果がありますか?
テレビで見たのですが、マッケンジー体操は坐骨神経痛に効果がありますか、真似てやっていますが、やり方が悪いのか腰が痛くなるような感じです。逆効果ならやめようかと思います。
A:マッケンジー対応は腰を反らせる姿勢があります。
マッケンジー対応は腰を反らせる姿勢があります。いきなり、この姿勢を行うのは危険なため、最初は軽めに行い慣れてきたら徐々に反らしていきましょう。
ただ、反らす姿勢は坐骨神経痛には不向きな動きで、私が指導するストレッチでは改善してから指導する動きです。痛みのあるうちは、反らしたり丸めたりの動作はしない方がいいでしょう。腰椎が極端に動くと神経圧迫が起こりやすくなるので注意してください。
Q:座っているとお尻から太もも裏から脛にかけて痛みが強くなります。
映画館や旅行で座ることが長いと、お尻から太もも・脛と痛みが出てきます。ズーンとした鈍痛で不快です。この症状は治るのでしょうか?
A:この症状は座ることで、臀部を通る神経が圧迫されて起こる症状です。
この症状は座ることで、臀部を通る神経が圧迫されて起こる症状です。坐骨神経痛を長期的に患うと臀筋が痩せてしまい、お尻のクッション性が低下します。筋肉がありクッション性が良いと座っていても神経や血管を圧迫されずに済むのですが、クッション性がないと圧迫されて血行不良が起こり鈍い痛みが出てきます。坐骨神経痛を改善させるにはお尻の筋肉を回復させることが必要です。当整体院では、最終的には筋肉を着けるトレーニングを指導しています。
喜びの声
坐骨神経痛で教わったストレッチをしていましたが、痛みが取れないだけでなく悪くなっているような感じで悩んでいました。
隣の家の方が、心配して冨澤先生を紹介してくれました。遠いので通えないと思い行くのを渋っていましたが、痛みが辛くて藁にもすがる気持ちで予約しました。
早く来ればよかった。通わずセルフケアを指導してもらい、自宅で治せるので負担にならず良かったです。
今まで行っていたストレッチは、辛いと感じながらやっていましたが、教わったセルフケアは気持ちよくストレスにならずに続けられます。
本当に来て良かったと感謝しています。
院長のコメント
この方の症状はセルフケアで十分に改善するタイプの坐骨神経痛でした。右の腰椎で神経圧迫を起こしているだけなので、その部分を整体して自宅でセルフケアを行えば1ヵ月もすれば、気にならなくなるくらいまで改善します。
経過の確認メールで30日後に返信を頂きましたが、8割は改善していて時々痛みますが、以前ほどの辛さではなくセルフケアを行うと楽になると喜んでいました。
皆様も坐骨神経痛をいつまでも抱えていないで、早く改善させてストレスから開放されてください。
そのお手伝いは精一杯行います。お任せください。
坐骨神経痛なら当院へお任せください。
坐骨神経痛は適切な処置を行えば8割は治癒していきます。
悪化すると、何もしていない状態でも痛みが強く、歩くのが大変になるほど進行してしまいます。
手術療法を行うほどひどくなる前に、整体院での治療を試してみませんか?
さいたま中央フットケア整体院では、坐骨神経痛に対して根本原因を回復させる治療を提供しています。
さらに、セルフケア方法の指導によって、治ったあとの再発防止のことまで考えた治療で患者様のケアを行います。
北海道から沖縄まで全国から患者様が来院し、喜びの声をいただいております。 坐骨神経痛でお悩みの方は、「坐骨神経痛の整体コース」を参考にしてください。
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監修:冨澤敏夫(柔道整復師・整体師)
「10秒かかと上げで足裏の痛みが消える!」(KADOKAW)、ペンギン歩きを治せは「しつこい足の痛みは消える!」(現代書林)のどの書籍があります。雑誌の取材などメディアで紹介されています。
日経ヘルス・健康364、わかさ、PHP出版などから取材を受けて、雑誌の1年間の連載も好評でした。
詳しくは、ごあいさつページを御覧ください。
さいたま中央フットケア整体院の紹介
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