HOME >ブログ >手術を待った!坐骨神経痛が治らない原因は?まだやれることがある。

筆者:冨澤敏夫(柔道整復師) N2023/4/24

手術を待った!坐骨神経痛が治らないとあきらめないで

もう手術しかないのか!あきらめないで治らない原因を解明

坐骨神経痛を治すため手術をした方が、治らず悩んでいる方がいます。

先生に「手術すれば治ります」と言われたから手術に踏み切った方が多いと思います。

ただ、手術前には必ず「100%治る」とは言えないと、説明されるはずです。全てのことに100%なんてありえないからです。

手術で治らない坐骨神経痛で考えられることは、手術した場所が原因でない坐骨神経痛であった可能性が高いです。

この記事では、手術で治らない理由をいくつか解説しながら、どうしたら治るのか?手術が必要なのか?を考えていきたいと思います。

 

目次

  1. 坐骨神経痛が手術で治らない理由!
  2. 手術した場所が原因でなかった。
  3. 梨状筋症候群が原因であった。
  4. そもそも坐骨神経痛ではなかった。
  5. よくある質問
  6. Q:2回も手術をしたのですが、なぜ治らないのですか?
  7. Q:手術をしないで治す方法はあるのですか?
  8. Q:手術をすると言われたのですが、すぐ決めても良いのでしょうか?
  9. Q:手術をしても治らないのですが、整体を受けても大丈夫ですか?
  10. 喜びの声

 

坐骨神経痛が手術で治らない理由!

坐骨神経痛が手術しても治らない理由には、主に3つの原因があるのではないかと考えています。

他にも原因はあるかと思いますが、多いと思われる3つのことを解説して行きたいと思います。

坐骨神経痛とは?

痛み(疼痛)には大きく分けて3つに分類されます。侵害受容器障害疼痛、神経障害性疼痛、中枢神経障害性疼痛(心因性疼痛)です。坐骨神経痛は神経障害性疼痛に分類されて、原因は坐骨神経の出口が狭く、神経が直接圧迫されることで痛みます。

詳しくは、「神経障害性疼痛とは?」を参考にしてください。

手術しても治らない3つの理由!

手術をしても治らない理由には、以下のことがあるかと考えます。

私が多く遭遇する症状では、そもそも坐骨神経痛ではない可能性があることが多いので、まず坐骨神経痛の原因を把握してから治療に入った方が良いと感じます。

  • 手術した場所が原因ではなかった。
  • 梨状筋症候群が原因であった。
  • そもそも坐骨神経痛ではなかった。

 

手術した場所が原因でなかった。

この場合は、手術した後の話なので後悔しても仕方がないのですが、手術したのに坐骨神経痛が良くならないと相談に来られる方がいます。

坐骨神経痛の手術では、通常は腰椎にある神経根を圧迫している飛び出した骨(骨棘)を除去したり、椎間板にアプローチしたり、飛び出した髄核を除去したりします。

上記のような手術でも改善しない原因には、手術した部位(箇所)が原因で、坐骨神経痛が発症していたのかが疑問になります。

二パターンあるのではないかと思います。1つ目は、手術直後でも痛みが改善していない。

2つ目は、手術直後は良い感じでも、しばらくすると痛みが戻り結果的には元の痛みと同じで変わらないなどがあります。

手術という大きな決断と、身体にメスを入れることでプラシーボ効果が作用🅂る野ではと考えていいます。

もしかしたら、偽手術という切開してみただけで閉じて、患者様に「これで良くなりますよ」と名医に笑顔で言われたら、治った気になることもあるのでは無いでしょうか?

興味深い記事がありました。「変形性膝関節症の関節鏡下手術、症状の改善は「プラセボ効果」日経メディカルを参考にしてみてください。

 

梨状筋症候群が原因であった。

手術で坐骨神経痛が治らない原因として、腰椎の骨棘形成(尖って変形した骨)や椎間板の問題、髄核の脱出(ヘルニア)ではなく、梨状筋が問題で起った坐骨神経痛であった可能性があります。

この場合、臀部(お尻)の奥にある梨状筋という筋肉が、硬く縮んでしまい梨状筋の下を通る坐骨神経や、並走している血管が持続的に圧迫されて起こったと考えます。

この場合、いくら腰椎付近を手術しても改善は見込めないでしょう。腰椎の変形や椎間板の変性は、ある年齢が来れば誰でも起こり得ることで、痛みが出ていないに関わらず、腰椎に問題はあるというデーターもあります。

「椎体辺縁の骨棘はすでに20歳計において認められ、加齢にともない増加し、40代より急増の傾向を示し、50代以上にいたると100%に達する。」(現代日本人の脊柱における椎体の加齢的変化に関する研究)より参考

梨状筋とは?

臀部(お尻の筋肉)の深部筋として存在して、仙骨(骨盤内)の前側から大腿骨頭の大転子に付着し、洋梨のような形をしているため、梨状筋と呼ばれています。

主な働きとしては、股関節を回旋させる作用があり、梨状筋症候群を疑う場合に行うテストは、「梨状筋症候群の誘発テスト(内転テスト)」と言います。

テスト方法は、股関節を90度にして膝を内側に押すと臀部(お尻)から太ももにかけて放散痛(広がる痛み)が発生した場合は梨状筋症候群を疑います。

また、椅子に座り股関節が90度の状態で、膝を開く動きに抵抗して力を入れた時に、痛みや痺れが出た時も陽性を疑います。

 

そもそも坐骨神経痛ではなかった。

そもそも坐骨神経痛ではない場合があります。当整体院に来られる方で、両脚がしびれた感じ、足が冷える、足裏に何かが貼りついた感じなどの症状で来られた場合、病院では坐骨神経痛と診断を受けています。

しかし、梨状筋症候群のテストや、腰部椎間板ヘルニアなどの兆候がなく、症状だけが坐骨神経痛に似た場合は、血行不良が考えられます。

特に両側に症状が出る方は、血行不良によるしびれの可能性があります。

冬に多い足が冷えるだるくなるなど、両側に出る場合は血行不良を疑いましょう。この場合、腰痛の症状はあまり感じていないことが多いです。

水分不足、脱水症状なども末梢に血行不良を起こして手足がしびれる症状が出るので、水分補給をこまめにするのは良いと思います。

また、アルコールの多量摂取や喫煙も血行不良を引き起こすので、症状が出ているときは控えるようにしましょう。

血行不良で症状が出ている場合は、お風呂で温まると楽になることが多く、冬よりも夏に症状が緩和するなども特徴です。

 

良くある質問

この項目では、私が患者様に良く聞かれる内容を記載しました。同じ疑問や不安などを抱えている内容を参考にしてください。

また、ここに記載されていない質問などは、気軽にご連絡下さい。

 

Q:2回も手術をしたのですが、なぜ治らないのですか?

A:治らない理由は、もしかしたら手術で改善されない症状だったのではと考えます。

例えば、梨状筋症候群が坐骨神経痛の原因だったのかもしれません。

今からでも遅くないので、梨状筋症候群に適したケアを受けてみてください。

Q:手術をしないで治す方法はあるのですか?

A:手術しないで治す方法はあります。病院でも手術する前に保存療法を試すと思います。

保存療法では、薬や注射などもありますが、最初に試すのはマッサージやストレッチです。

手術する前に必ず保存療法のマッサージとストレッチを試してください。

Q:手術をすると言われたのですが、すぐ決めても良いのでしょうか?

A:長期に痛みが続き、保存療法で改善されない時に、病院では手術療法の提案が行われます。

患者様の意向が重視されるので、決めるのは本人が最後には決定しなくてはいけません。

私が相談される時にアドバイスとして、1か所の病院の診断で決めるのではなく、最低でも3か所の病院へ行って手術が適応か、診断を頂いた方が良いと思います。

1か所の病院ではすぐに手術を勧められても、他の病院では保存療法で大丈夫でしょうと言われることもあります。

先生によって見解が違う場合もあるので、他に2件は行ってみましょう。それで、3つの病院で手術療法が適切と言われたら、最後に病院以外の施設(当整体院など)の意見も参考にしてみてください。

Q:手術をしても治らないのですが、整体を受けても大丈夫ですか?

A:足に出た神経症状で整体で対応できないものは、椎間板ヘルニアの脱出した髄核が神経圧迫を起こしている時です。

この場合は、整体なので髄核をどうにかるものではないため、病院へ行き薬などをもらい2週間の安静が必要です。

2週間安静にしていると、脱出した髄核は自然と吸収されて無くなるので、痛みも軽減していきます。

ただ、この痛みは激痛で動けず寝ていても身体の向きを変えるだけでも強い痛みが出るので、2週間〜1ヵ月は無理は出来ません。

病院の対応も、2週間安静にすれば髄核が吸収されてなくなるので、手術はしない方向で治療されることも多いようです。

排尿障害など重篤な症状が出ていれば病院の指示にしたがいましょう。

 

喜びの声

50代の男性 「両脚が3年も痺れて痛く、手術を勧められている」。

どこへ行っても治らないので、もうあきらめていましたが近所の方に教えてもらい伺いました。

最初は、半信半疑で来ましたが先生の説明を聞いて、納得することが多くやってみようかなと思いました。

整体はとても気持ちよいマッサージで、その後に自宅で行うストレッチを教えてもらいました。

まだ2回目ですが、少し楽になっています。夜の症状が楽になり眠れるようになりました。

 

坐骨神経痛なら当院へお任せください。

坐骨神経痛は適切な処置を行えば8割は治癒していきます。

悪化すると、何もしていない状態でも痛みが強く、歩くのが大変になるほど進行してしまいます。

手術療法を行うほどひどくなる前に、整体院での治療を試してみませんか?

さいたま中央フットケア整体院では、坐骨神経痛に対して根本原因を回復させる治療を提供しています。

さらに、セルフケア方法の指導によって、治ったあとの再発防止のことまで考えた治療で患者様のケアを行います。

北海道から沖縄まで全国から患者様が来院し、喜びの声をいただいております。 坐骨神経痛でお悩みの方は、「坐骨神経痛の整体コース」を参考にしてください。

 

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監修:冨澤敏夫(柔道整復師・整体師)

院長:冨澤敏夫の画像 「10秒かかと上げで足裏の痛みが消える!」(KADOKAW)、ペンギン歩きを治せは「しつこい足の痛みは消える!」(現代書林)のどの書籍があります。雑誌の取材などメディアで紹介されています。

日経ヘルス・健康364、わかさ、PHP出版などから取材を受けて、雑誌の1年間の連載も好評でした。

詳しくは、ごあいさつページを御覧ください。

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