歩くと急に股関節が痛いのは何が原因は滑液包炎(関節炎)が発生かも|さいたま中央フットケア整体院
監修:冨澤敏夫(柔道整復師)N2022-11-08
歩くと急に股関節が痛い原因は何か、滑液包炎(関節炎)が発生
歩いていると股関節の痛みが急にでて、歩けなくなることがあります。一度痛くなると、何をしてもすぐには痛みが引かないため困っている声を聞きます。
何か怖い病気ではないか、このまま歩けなくなるのかと心配でYahooの知恵袋などで相談したり、近隣の病院へ行ったりして解決しようとします。
痛みが引いたとしても、また股関節が急に痛くなるのではないかと、不安で暮らしている方も多いのではないでしょうか。
股関節が急に痛くなる原因には、色々考えられるのですが、大きく分けて危険な症状と危険がない症状に、区別して考えると分かりやすいです。
こんな不安や不満で失敗したと経験はありませんか
当整体院に来られる方や電話での御相談内容から、急な股関節の痛みに悩まれる方の、共通するお悩みがあるとわかりまりました。
必要以上に心配して悩んでいる方から、少し心配で調べている方などのお話を聞いてまとめてみました。
急な股関節の痛みで悩んでいる方へ
なんで私が、あんなに歩くのが好きなのに原因はなに。
病院へ行っても、整骨院に行っても分からない原因はなに。
元々心配🅂ていました股関節が急に痛くなったのはなぜ。
歩くとズキンとして、足を着くのが怖い、何が起こってるの。
病院で手術が必要と言われたけど、ケアしていたのになぜ。
歩いていて急に股関節が痛くなった原因を解説
まず股関節の構造を知って、何が股関節に起こっているのかを理解していきましょう。
目次
股関節の構造を知ろう!
股関節は体重を支える大切な関節です。
股関節は骨盤と下肢(脚)をつなぐジョイント部分で、肩関節と同じ球関節であるが違いは可動域の広さです。
肩関節は自由度が広いですが、股関節は体重を支える働きがあるため、可動域は肩関節ほどありません。
関節部分は、骨盤側では腸骨の寛骨臼と下肢(脚)の大腿骨頭の部分で構成されています。
寛骨臼の縁には神経が通う関節唇というゴムパッキンが存在して大腿骨頭を安定させる働きがあります。関節唇を痛めると関節唇損傷を起こします。
関節の内側、大腿骨頭の表面には骨を守るクッションの役割をする関節軟骨があります。変形性股関節症などではすり減り痛みを引き起こします。
関節覆うように関節包があり、安定させる働きや関節包の内側には滑膜が存在して、関節内部の栄養補給や新陳代謝などを促す滑液を満たしています。また潤滑液の役割もあり股関節のスムーズな滑走や、衝撃の吸収にも役立っています。加齢とともに滑液の分泌は減少して、色々な症状を引き起こします。
股関節は体重を支えるため、筋肉・靭帯でも頑丈に守られていています。

股関節の筋肉

股関節の靭帯

股関節の軟骨
危険な急な股関節の痛みの原因はなにか
股関節の痛みの原因は関節炎がほとんどです。
股関節の急な痛みの原因には、関節炎(滑液包炎)がほとんどです。良く動いた後などに、股関節の軟骨が圧迫と摩擦ですり減ります。
すり減った軟骨が滑膜(関節包の内側の膜)などを刺激して炎症を引き起こして急な痛みを引き起こします。
その他では関節炎を引き起こす原因には、化膿性(細菌・ウイルス感染)や特発性大腿骨頭壊死、急速性破壊型股関節症などがあります。
このような場合は、まず病院へ行き検査が必要になるので、強い痛みや急な痛みが起きた時は、迷わず病院へ行き検査しましょう。
化膿性関節炎とは
急性の感染性関節炎
健康な人にも発生することもある細菌による急性の感染性関節炎で、ほとんどが急性(急速)に起こります。急性の感染性関節炎は、関節軟骨が、数時間・数日に破壊され損傷することもあります。
原因としては、関節内注射で起こる場合や慢性疾患(糖尿病、全身性エリテマトーデスなど)、高齢、アルコール依存症、性感染症、関節リウマチ、変形性関節症、透析治療を受けている方などが挙げられます。
慢性の感染性関節炎
慢性の感染性関節炎は余り多くないのですが徐々に起こります。慢性の感染性関節炎の症例はごくわずかです。慢性の感染性関節炎は、 危険因子を持っている方多く発生します。
膝、肩、手首、股関節、肘、指に多く発生する関節炎です。侵される関節の数は1つで細菌、真菌、抗酸菌による感染が多く、稀に数個の関節に起こることもあります。
原因としては、関節リウマチ、HIV感染、免疫機能不全、人工関節を受けている方などが挙げられます。
特発性大腿骨頭壊死とは
大腿骨頭が、血流不足で一部が無腐性壊死(骨が腐ったのでなく骨組織が壊死)にの状態です。骨壊死があるだけでは痛みはなく、骨壊死の部分が潰れて痛みがでます。痛みが起こるのにはタイムラグ(時間差)があります。骨壊死はあっても、壊死が小さい場合などでは痛みがない状態で生涯生活している場合があります。
詳しくは、特発性大腿骨頭壊死を参考にしてください。
急速性破壊型股関節症とは
股関節が1年以内に急激に破壊されていく状態です。1960年代前半にフランスを中心に報告が始まり、1970年に疾患概念が生まれ症候群と言われていました。今ではレントゲン像の経過(進行)を表す総称です。
特徴はには下記のことがあります。
- 1.約半年から1年で股関節の破壊が進行する。
- 2.強い疼痛が突然おこる。
- 3.関節の可動域(動き)は正常なことが多い。
- 4.60歳以上に多く高齢者で特に85歳以上では多くなる。
- 5.正常股関節より発症することが多い。
例えば、昨日まで元気に歩いていたのに急に歩けないほど痛みが股関節に現れる。痛い当初は検査(レントゲン)など行っても骨折などの異常がない場合が多いです。しかし、長く痛みが継続する場合は、再度レントゲンで検査してください。その時に、異常が見つかる場合もあります。現在ではMRIなど詳しく調べられるので初期の場合でも何か見つかる可能性もあります。また、特発性大腿骨頭壊死も関係している可能性もあるようです。
原因
- ・骨盤が後傾することで1点に負担がかかる。
- ・骨粗鬆症が起こっている。
- ・股関節内で微小な骨折がある。
- ・原因不明であるが破骨細胞が増えている。
危険のない急な股関節の痛みの原因はなにか
その他の痛みで筋肉の痛みが原因
普段使わないため歩きすぎた日の夜、または翌日に痛みが強く起こる場合があります。筋肉の疲労蓄積(筋肉痛)などを疑っても良いかと思います。
この際は、股関節の奥の方が痛いと言うよりも、表面に近い筋肉の部分に痛みを感じています。「ここ」というよりも、「この辺」と特定できない場合が多いです。
特に痛みを感じやすい部分としては、太ももの横や前面、お尻の広範囲などが多いようです。
その他は腰から出る神経圧迫が痛みの原因
神経痛でも起こる股関節の痛みは、腰の痛みと関係しているため、腰痛が発生している場合が多いです。坐骨神経痛とも言われている症状ですが、この場合も痛み部位の特定は難しく、色々な部位が痛むと表現します。
神経痛は脚に向かう神経が、腰の部分で圧迫されることで、放散痛という痛みが太もも、ふくらはぎ、お尻・内股などが痛みます。
この痛みは、じっとしていても鈍痛が続くため、とても不快な痛みですが、炎症の痛みでない為、危険度は少ないです。当整体院でも腰の神経圧迫が改善されて股関節の痛みも軽減する方がいます。
まとめ
急な痛み強い痛いの場合は、一度病院へ行きましょう。
突然強い痛みがでてくる場合は、ないがあるかわからない為、病院へまず行きましょう。ないも問題がなければ問題はないので気持ちも安心できます。
痛みの感覚も、危険な痛みの場合は「人間の本能」で、なにかヤバいことが股関節に起こっている感覚があります。例えば、軽い捻挫でも骨折していると、「なんかヤバい」と感じるもので、直感を信じて対応しましょう。
良く痛くなる、「いつもと同じような痛みだけど、今日は少し強みが強いかな」などの場合は、整体院などがおすすめなため、当整体院に御相談下さい。
最後に当整体院が行う「股関節の整体法」をご紹介します。
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監修:冨澤敏夫(柔道整復師・整体師)
「10秒かかと上げで足裏の痛みが消える!」(KADOKAW)、ペンギン歩きを治せは「しつこい足の痛みは消える!」(現代書林)のどの書籍があります。雑誌の取材などメディアで紹介されています。
日経ヘルス・健康364、わかさ、PHP出版などから取材を受けて、雑誌の1年間の連載も好評でした。

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